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三星バイオ、3000億ウォン規模の医薬品委託生産

三星バイオ、3000億ウォン規模の医薬品委託生産

Posted June. 09, 2020 08:07,   

Updated June. 09, 2020 08:07

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三星バイオロジックスが、2件のバイオ医薬品委託生産契約意向書を交わしたと、8日公示した。総契約金は約3000億ウォンレベルだ。これにより三星バイオロジックスは、今年上半期(1〜6月)だけで昨年の総売上(7105億ウォン)を超える約1兆ウォンに上る受注額を達成した。

同日、三星バイオロジックスは、「6日、スイスの製薬会社とバイオ医薬品委託生産の意向書を交わしており、受注額はそれぞれ432億5422万ウォンと2462億3258万ウォンだ」と明らかにした。経営上の秘密保持を理由に、契約相手に関する具体的な情報は明らかにしなかった。契約相手との契約期間は、2023年12月31日以降に公開される。

昨年の全体売上(7105億ウォン)の6%に相当する契約金が432億ウォンの契約は、最低確定金額だ。今後、三星バイオロジックスが契約上保証された特定条件を満たせば、この金額は最大で約4800億ウォンまで大きくなり得る。三星バイオロジックス側は、該当バイオ医薬品を仁川延寿区松島(インチョン・ヨンスグ・ソンド)の第3工場で生産する計画だ。

契約金が2462億ウォンの契約は、三星バイオロジックスの有価証券市場上場前に交わした既存の契約受注残高3億7875万ドル(約4579億ウォン)の変更契約件で、契約金2462億ウォンが増額された。これは昨年売上高の35.1%に達している。

同日、三星バイオロジックス側は公示を通じて、「契約金額は両社契約上、拘束力があり、後で本契約を交わせば確定内容を公示する予定だ」と明らかにした。

これに先立って、三星バイオロジックスは4月も、米国製薬会社・ヴィル(Vir)バイオテクノロジーが開発している新型コロナウイルス感染症治療候補物質の委託生産契約を交わした。契約金は4418億ウォン、三星バイオロジックスが2016年に有価証券市場に上場後交わした単一受注契約基準では最大規模だ。


徐東一 dong@donga.com