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100点の民話の中に込められた仏の教え、通度寺ソンパ僧侶が「漆塗民話特別展」

100点の民話の中に込められた仏の教え、通度寺ソンパ僧侶が「漆塗民話特別展」

Posted June. 01, 2020 08:14,   

Updated June. 01, 2020 08:14

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慶南梁山通度寺(キョンナム・ヤンサン・トンドサ)の聖寶(ソンボ)博物館で、特別な漆塗民話を見ることができる。5月29日に開幕した「通度寺漆塗民話特別展」は、通度寺の方丈・ソンパ僧侶の作品100点余りを展示している。「金剛山図」「日月五峰図」「蓮花図」「冊架図」「文字図」「花鳥図」など、さまざまな民話を披露する。

ソンパ僧侶は、「通度寺殿閣の壁画は、民話が仏教と縁が深いことを象徴的に示している」とし、「民話には衆生教化の仏の教えが含まれている。民話の真意を知れば、仏教への理解も深まるだろう」と言う。通度寺でも、ユーモラスな表情の虎がカササギを眺める壁画「カササギ虎」、カメの背中に乗って竜宮に向かうウサギを描いた「鱉主簿図」など、民話風の絵を難なく発見できる。

僧侶の民話は、塗料の代わりに漆塗を用いたことが特徴である。1983年、漆を使った作品で個展を初めて開いた後、国内外で漆と仏教美術を組み合わせた展示も10回開催した。漆塗仏画、民話、書道、天然染色などの伝統文化芸術の発展に寄与した功労を認められ、2017年に玉冠文化勲章を受勲した。ソンパ僧侶は、「仏教だけでなく、韓国伝統美術の優秀性を伝えたい」と語った。展示は6月28日まで。


金民 kimmin@donga.com