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黒人死亡抗議デモ、全米に拡大…25の都市で夜間外出禁止令

黒人死亡抗議デモ、全米に拡大…25の都市で夜間外出禁止令

Posted June. 01, 2020 07:51,   

Updated June. 01, 2020 07:51

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黒人男性が白人警官の過剰制圧で死亡した事件に抗議するデモが全米に広がり、警官とデモ参加者の衝突が激しさを増している。一部の都市で商業施設への略奪や放火、暴動まで起こっており、軍が緊急投入されるなど、米国が激しい混乱に陥っている。

先月30日(現地時間)、首都ワシントンでは数千人のデモ参加者がホワイトハウスと議会前に集まり、ジョージ・フロイトさん死亡事件を抗議するデモを行った。フロイトさんが死亡したミネソタ州ミネアポリスではデモが5日間続き、ニューヨーク、ロサンゼルス、アトランタ、ボストンなど大都市にもデモが広がった。流血暴動や暴力を鎮圧するために州政府が防衛軍を投じ、対立が激しくなっている。MSNBCやCNNなどによると、25の都市に夜間外出禁止令が下され、17の都市で約1400人のデモ参加者が逮捕されたが、抗議デモは収まる気配がない。

 

デモが米全域に広がると、トランプ米大統領は軍を派遣するとし、強硬対応の方針を明らかにした。トランプ氏は、「罪のない人々にテロを加える極左団体『アンティファ』や急進左派が暴力を振るい、公共器物の破損することを絶対に容認しない」とし、「われわれの軍は準備ができており、軍を速やかに派遣することができる」と述べた。

トランプ氏は同日、エスパー国防長官にミネアポリスのデモを鎮圧するために軍派遣を準備するよう指示した。命令が下り次第、800人の兵士が投入されると、AP通信が伝えた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com