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食薬処長「レムデシビルの導入を準備中」

食薬処長「レムデシビルの導入を準備中」

Posted May. 30, 2020 08:30,   

Updated May. 30, 2020 08:30

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防疫当局が、新型コロナウイルス感染症の治療薬としてレムデシビルの特例輸入を推進する。これに先立って、新型コロナウイルス治療臨床医などで構成された新型感染症中央臨床委員会が、レムデシビルが新型コロナウイルス治療に必要だと判断したことによるものだ。疾病管理本部は近いうちに、食品医薬品安全処(食薬処)に海外医薬品特例輸入を申請する計画だ。

29日、李儀卿(イ・ウイギョン)食薬処長は、「米国と国内でのレムデシビルの臨床結果が前向きに出た。現在、この薬の導入を準備している」と語った。特例輸入は、緊急時に薬を緊急に導入するための制度だ。特定薬物の輸入品目許可や届出手続きを省略できる。食薬処が特例輸入を承認すれば、防疫当局が製薬会社と協議して薬品を確保することになる。ただ、防疫当局は、レムデシビルの供給が十分ではなく、正確な国内導入時期は予測しにくいと明らかにした。

レムデシビルは、米製薬会社・ギリアドサイエンスがエボラウイルスの治療薬として開発した薬だ。最近、米国立衛生研究所(NIH)は、レムデシビルが新型コロナウイルス患者の回復期間を15日から11日へと4日ほど短縮できるという研究結果を発表した。防疫当局は、肺炎があり、酸素治療が必要な重症患者にこの薬を優先適用することにし、副作用をモニタリングする手順を作ることにした。


イ・ソジョン記者 sojee@donga.com