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文正仁特別補佐官、「在韓米軍の縮小、北核問題の交渉カードに」

文正仁特別補佐官、「在韓米軍の縮小、北核問題の交渉カードに」

Posted May. 29, 2020 08:28,   

Updated May. 29, 2020 08:28

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文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官が、在韓米軍の漸進的な縮小が北朝鮮の非核化の交渉カードとして使用され得ると述べた。

文氏は27日(現地時間)、米ワシントンのシンクタンク「クインシー研究所」の画像セミナーで、在韓米軍縮小の世論について質問を受け、「中国の浮上と北朝鮮の軍事的脅威が続く中、韓国人の多くは韓米同盟を支持し、多くが在韓米軍の駐留継続を支持している」と答えた。

また、「しかし(在韓米軍縮小の)状況がくれば、多くの人々が在韓米軍の漸進的縮小と北朝鮮の非核化の間に連係があることを望んでいる」とし、「言い換えれば、在韓米軍の漸進的縮小が北朝鮮の迅速な非核化履行に向けた交渉カードの一つとして使われることも可能だろう」と説明した。さらに、「しかし、基本的に韓国人の多くは、保守であれ、中道であれ、中道左派であれ、在韓米軍の継続駐留を支持するだろう」と付け加えた。

在韓米軍駐留費の負担交渉については、「米国が駐留費負担協定(SMA)の範囲を外れて1年間の合意を求めている」とし、「これでは韓国国会が交渉結果を承認することは不可能だ」と指摘した。

香港国家安全法などをめぐる米中対立については、「同盟である米国が中国よりも優先されるが、韓国が中国と敵対することになれば、韓半島に新たな冷戦が訪れる恐れがある」と懸念を示した。文氏は、「私たちにとって最優先は同盟である米国だが、構造的には中国に依存する」とし、「私たちが中国と敵対すれば、中国は軍事的脅威を加える恐れがあり、北朝鮮を支援するだろう。韓半島と北東アジアに新たな冷戦が訪れかねない。両国と良い関係を維持したい」と強調した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com