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新型コロナ以降の建築デザインはどこに進むのだろうか

新型コロナ以降の建築デザインはどこに進むのだろうか

Posted May. 21, 2020 08:14,   

Updated May. 21, 2020 08:14

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「大学で学生たちの建築設計課題の批評を、直接模型を置いて向かい合って行うことができなくなった。しかし、欠点だけがあるわけではない。動画会議に効果的なプレゼンテーションの方法を学生たちが積極的に示しており、興味深い。遠く離れて語るためか、かえって率直かつ豊かに意見を述べているような気がする」(チ・ジョンウEUS+建築所長)

新型コロナウイルス感染症事態により、必然的な変化を経験している建築家たちが、それぞれの悩みと対応策を共有したオンラインフォーラムが19日午後開かれた。30代や40代の建築家で構成された「若手の建築家フォーラムコリア」が28回目の討論会をテレビ会議システム「ズーム(ZOOM)」を使って開催した。建築家たちは2時間40分間、「パンデミック状況に対処する賢明な建築生活」をテーマに、様々な体験談を交わした。

空間と材料の実物を時々刻々確認しなければならない建築実務現場で、「社会的距離置き」はなかなか遵守できない課題となっている。この日の会議では、フォーマティブ建築士事務所が適用しているリアルタイムのオンライン建築現場監理システムが大きな注目を集めた。現場のあちこちに防犯カメラを設置して、現場訪問なしに工事の進捗状況を確認できるようにした。

新型コロナウイルス事態以降、建築物のデザイン傾向にどのような変化があるかについての質問に、チェ・カウル・カウル建築士事務所所長は「現在のマンションは住宅用途のための施設を中心に建てられるが、今後は商業施設、アミューズメント施設をはじめ、より多様な用途の施設が積極的にマンションのスペースに染み込むような気がする」と話した。イ・ソンボム・フォーマティブ建築所長は、「室内生活から大きく離れることなく、外部空間に接したいというユーザーのニーズが高まるだろう。個別空間の独立性は強化され、中庭の使い方が増えだろう」と語った。


孫宅均 sohn@donga.com