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米駆逐艦、上海沖合まで接近

Posted May. 18, 2020 09:22,   

Updated May. 18, 2020 09:22

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米国と中国の間で経済だけでなく軍事面でも緊張が高まっている。米軍艦が異例にも中国の近海にまで進出したほか、両国は最新兵器の開発競争にも乗り出している。

 

香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは16日、北京大学所属の研究機関、南シナ海戦略態勢感知計画の発表を引用して、米海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(DDG-115)が最近、上海から115カイリ(約213キロ)離れた沖合まで接近したと報じた。米海軍の太平洋艦隊も前日、ツイッターに、「ラファエル・ペラルタが今週、東シナ海を航海した」と公表した。

ラファエル・ペラルタの航海は、中国人民解放軍が14日から黄海の渤海湾で実射撃演習をする中、行われた。航空母艦が参加するとみえる中国軍の演習は2ヵ月半続く。

これに先立ち先月17日、米海軍駆逐艦「マッキャンベル」(DDG-85)も山東省威海から42カイリ離れた海上まで接近した。1ヵ月間に2度も米軍艦が中国の沿岸に接近したのだ。

米国は軍事力の強化を進めている。トランプ米大統領は15日(現地時間)、宇宙軍旗公開式に参加し、「私たちはこれまで見たことのない驚くべき軍事装備を開発している」とし、「この驚くべきミサイルは、既存のものと比べて17倍速い」と強調した。また、「敵がいるのでしなければならない」と付け加えた。中国とロシアが極超音速兵器の開発を推進している時にトランプ氏がこのように発言したことから、中国とロシアを念頭に置いているようだと、CNNは伝えた。

米国防総省はこれに関するメディアの質問に具体的には答えなかった。国防総省報道官のロバート・カーバー空軍中佐はCNNに、「極超音速兵器の実戦配備は技術研究と工学において最優先事項」とし、「米国は極超音速兵器システムの開発のための堅固なプログラムを確保している」と強調した。


北京=ユン・ワンジュン特派員 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 zeitung@donga.com · lightee@donga.com