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再開されたブンデスリーガで李在成が歴史的初ゴール

再開されたブンデスリーガで李在成が歴史的初ゴール

Posted May. 18, 2020 09:23,   

Updated May. 18, 2020 09:23

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ドイツのブンデスリーガが新型コロナウィルスの感染が収まらない中、2ヵ月ぶりに再開され、マルチMF李在成(イ・ジェソン=28、写真)がリーグ再開後初ゴールの主役になった。

李在成が所属するブンデスリーガ2(2部リーグ)のホルシュタイン・キールは16日、敵地レーゲンスブルクで行われたSSVヤーン・レーゲンスブルクとの2019~2020シーズン第26節を戦った。1部リーグより2時間30分先にキックオフした2部リーグの4試合の一つだった。先発出場した李在成は、前半3分にCK状況で味方が頭で落としたボールを右足で蹴り込み、ゴールネットを揺らした。2部リーグのホームページは、「新型コロナのパンデミックで中止されてから再開されたドイツサッカーの初ゴールを李在成が決めた」と伝えた。ドイツのスポーツメディア「ハイマートスポルト」は、「李在成が歴史書に記録されるゴールを決めた」と報じた。

李在成はゴール(リーグ8点目)を決めた後、左手のひらに親指を立てるジェスチャー―を見せ、新型コロナと戦っている医療スタッフへの感謝の気持ちを示しパフォーマンスを披露した。意味深いパフォーマンスとともに、この日1得点1アシストを記録した李在成の活躍にも関わらず、ホルシュタイン・キールは2-2で引き分けた。

新型コロナの影響で3月13日から中止されたブンデスリーガは欧州5大リーグでは一番早く無観客で再開された。選手は感染予防の手続きを守る中で試合に臨んだ。数台のバスに分乗して会場に到着し、発熱検査を受けた。ベンチでも選手とコーチはマスクを着したまま距離を取って座った。競技場の外に配置された警官は、サポーターズが集まるのを防いだ。

1部では強豪ドルトムントが本拠地ジグナル・イドゥナパークで行われたシャルケ戦で4-0の大勝を挙げた。ドルトムントの「ノルウェイ爆撃機」アーリング・ハーランドは前半29分に先制ゴールを決め、1部選手ではリーグ再開後初ゴールを決めた。ドルトムント選手たちは大勝を収めた後も、がらがらの観客席の方に向かって勝利を祝いながら無観客の寂しさを紛らわした。

無事リーグ再開に漕ぎつけたブンデスリーガだが、距離を取る指針を守らない場面も見られ、物議をかもした。ヘルタ・ベルリンとホッフェンハイムの試合(3-0のベルリン勝利)では、後半13分にホッフェンハイムのオウンゴールがあった。するとベルリン選手たちは集まってパフォーマンスを見せたが、この中でDFデドリク・ボヤタがMFマルコ・グルイッチの頬にキスをして議論を呼んだ。英紙デイリメールは、「ボヤタが距離を取るのをすっかり忘れているような行動をした」と指摘した。批判にも関わらず、ブンデスリーガ側は「ゴールパフォーマンスのガイドラインは推奨事項であるため、ボヤタに対する懲戒処分はないだろう」との立場を示した。


鄭允喆 trigger@donga.com