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三星電子、コロナショックにもR&Dと採用を増やす

三星電子、コロナショックにもR&Dと採用を増やす

Posted May. 16, 2020 08:55,   

Updated May. 16, 2020 08:55

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三星(サムスン)電子が、今年第1四半期(1〜3月)は新型コロナウイルス感染症の拡散による経営環境の悪化にも拘わらず、採用を拡大して過去最大規模の役員・従業員数を記録したことが分かった。研究開発(R&D)費も前年同期比増加した。

三星電子が15日公示した第1四半期の事業報告書によると、3月末基準で国内の役員従業員数は計10万6877人となっている。昨年末(10万5257人)より1620人が増えた。半導体(DS)部門の役員従業員は、昨年末の5万4580人から今年第1四半期は5万6045人へと、1465人(2.7%)が増えた。新型コロナウイルス事態により主要企業が採用を控えている中でも、人材確保に乗り出して、主力事業分野で「超格差」戦略を継続したことによる影響とみられる。

特に三星電子は3月19日、DS部門の10組織の51職務で、大規模な経歴職社員を募集する求人を出して、手続きを進めている。今年第2四半期(4〜6月)には、役員従業員数がさらに増えると見られる。

三星電子の第1四半期のR&Dコストは5兆3606億ウォンで、前年同期比6.4%が伸びた。全売上に対するR&Dコストが占める割合も0.1%ポイント増の9.7%となった。これらの傾向が続けば、今年の年間R&D費用は、昨年に続いて20兆ウォンを超える可能性が高い。徐炳勳(ソ・ビョンフン)三星電子IR担当(副社長)は先月29日、カンファレンスコールで、「新型コロナウイルスの拡散による困難があるが、主力事業の競争力強化と戦略的R&D投資など、未来の持続的な成長のために最善を尽くしたい」と語った。


チ・ミング記者 warum@donga.com