Go to contents

コロナ再流行に備えて「呼吸器専門クリニック」1000カ所を運営

コロナ再流行に備えて「呼吸器専門クリニック」1000カ所を運営

Posted May. 05, 2020 07:46,   

Updated May. 05, 2020 07:46

한국어

政府は新型コロナウイルス感染症の再流行に備えて、全国1000カ所に「呼吸器専門クリニック」を運営することを決定した。病院内での新型コロナウイルスの感染を予防し、呼吸器患者の診療空白を減らすという趣旨だ。

政府と大韓医師協会、大韓病院協会は4日、協議会の会議で今秋、呼吸器患者の増加に対応した医療体系を構築することで合意した。呼吸器専門クリニックを指定して、呼吸器や発熱症状のある患者を一般患者と分離して診療する内容が柱となっている。ただ、重症患者や喘息などの慢性呼吸器疾患患者は、通っていた病院を利用し続けることが推奨される。

呼吸器専門クリニックは、二つの形態となっている。まず、全国地方自治体の保健所や公共施設に地元の医師が参加するオープン型クリニックを設置する。京畿河南市(キョンギ・ハナムシ)は、市内図書館に呼吸器クリニックを運営している。もう一つは、政府が民間病院・医院から申請を受けて、約500カ所を追加で拡充する。

新型コロナウイルスが疑われる患者の診療のために期限付きで運営している電話相談や処方の補償も強化される。町中のクリニックは今月から、電話相談管理料を追加で支給される。診察料の30%水準で、全額健康保険から支給される。

これと共に、5月まで施行する予定だった「健康保険給付前払い」を6月まで一ヶ月間延長する。前払いは、医療機関などの療養機関に前年度月平均給付の90〜100%を優先支給する制度だ。今後、実際の診療費に基づいて精算する。医療機関が、経営上の困難なしに患者の治療に専念してもらう趣旨だ。現在、4621カ所の療養機関に、7361億ウォンの前払いが行われた。5月分と6月分がそれぞれ1兆ウォンと予想される。


朴星民 min@donga.com