Go to contents

プーチン大統領、ローマ法王との3回目の会談でも「遅刻」

プーチン大統領、ローマ法王との3回目の会談でも「遅刻」

Posted July. 06, 2019 07:35,   

Updated July. 06, 2019 07:35

한국어

「遅刻魔」のロシアのプーチン大統領が、ローマ法王フランシスコとの3回目の会談でも遅刻した。

ザ・モスクワ・タイムズなど外信によると、プーチン氏は4日、イタリア国賓訪問の最初の日程である法王との会談で、予定より1時間ほど遅れて姿を現わした。プーチン氏は2013年、法王との初めての会談の時も50分、15年の2目の会談では約1時間遅刻した。プーチン氏は3回目の遅刻にも始終一貫堂々とした態度だった。約55分の会談を終えた後、「法王が時間を割いてくださったことに感謝する」と多少厚かまい感想も述べた。

主要国の首脳との会談で、相手を数時間待たせするプーチン氏の「遅刻史」は悪名高い。プーチン氏は、先月末の大阪での主要20ヵ国・地域(G20)首脳会議の時、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を約2時間待たせた。昨年のトランプ米大統領との会談の時も45分遅れた。特に14年のドイツのメルケル首相との会談の時は何と4時間15分も待たせた。しかし、プーチン氏は、4月にロシア・ウラジオストクを訪れた金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談では異例にも遅刻しなかった。

プーチン氏との会談が法王の初のロシア訪問を引き出すという観測も流れたが、事実上、失敗に終わった。プーチン氏の外交補佐官は、「会談で話されなかった」と伝えた。カトリックとロシア正教会の長年の宗教対立で、歴代法王のうちロシアを訪問した人は一人もいない。

法王がロシア正教会とウクライナ正教会の対立について、どのような言及をしたのかにも関心が寄せられる。昨年、ウクライナ正教会はロシア正教会からの独立を宣言し、ロシア側の強い反発を呼んだ。14年にロシアがウクライナ領土だったクリミア半島を編入して以降、ウクライナとロシアの衝突が続いている。ロシアが親露指向のウクライナの東部地域まで編入する可能性も提起されている。ウクライナ正教会の独立宣言は。このようなロシアの動きに対する「応戦」と見られている。


任寶美 bom@donga.com