Go to contents

北朝鮮、保衛部を保衛省に格下げ

Posted August. 16, 2016 06:48,   

Updated August. 16, 2016 07:10

한국어
北朝鮮の国家安全保衛部の名称が国家安全保衛省に変更されたと、北朝鮮事情に詳しい消息筋が14日、明らかにした。

北朝鮮が6月29日に最高人民会議第13期第4回会議で国防委員会を廃止して国務委員会を新設し、韓国の警察庁に相当する人民保安部を人民保安省に、国防部に相当する人民武力部を人民武力省に変更したことはすでに知られている。しかし、北朝鮮体制の核心の守護組織である保衛部が部から省に変更されたことが確認されたのは初めて。消息筋は、「最高人民会議で保安部と武力部が省に名称を変え、保衛部も省に名称を変えた」と伝えた。

保安省と武力省は1990年代後半に部から省に名称が変更され、2000年代に入って再び部に変わり、今年再び省に名前を変えた。しかし、保衛部は1973年創設以来一度も「省」で呼ばれたことがなかった。日本の植民地支配の残滓が多く残る北朝鮮では、部が省より高い組織と認識されることから、保衛部が信任を得てきたことを意味する。しかし、今回の改編で北朝鮮の実力者の1人とされる金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長も内閣の別の首長と同等の地位となった。

今回の名称改編で、保衛省、保安省、武力省は内閣の傘下に入らず国務委員会直属に残った。



주성하기자 チュ・ソンハ記者 zsh75@donga.com