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中国人民日報、「北朝鮮が中国の脅威に」と論評

中国人民日報、「北朝鮮が中国の脅威に」と論評

Posted April. 09, 2016 07:16,   

Updated April. 09, 2016 07:22

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中国共産党の機関紙「人民日報」が、「北朝鮮が中国に脅威になりつつある」という論評を電子版に掲載して削除した。この論評は、「北朝鮮は、中国とロシアに信頼を与えることに失敗し、核実験を通じて安全を確保しようとしている」と批判し、北朝鮮に対する中国の認識が非常に批判的に変わりつつあることを示した。

8日、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストによると、人民日報国際版(電子版)は7日、論評を通じて、「北朝鮮が中国に次第に脅威になりつつある」とし、「北朝鮮は、核兵器戦略が結局は平壌(ピョンヤン)の安定も脅かし得ることを考えるべき時だ」と警告した。

また、「不適切な軍事、経済、技術、経営能力で、日本の福島のような放射能漏れ事故でも発生する場合、中国東北地方の安全にどんなことが起きるか」とし、中国が北朝鮮の放射能漏れ事故を脅威と見ていることを示した。

また論評は、北朝鮮の国策研究機関が「虚栄で浮き足立った中国が血で結んだ貴重な友人を犠牲にし、米国に腰を曲げている」と中国を非難したと紹介し、「戦争を実行する能力も意志もない北朝鮮が、人民の内部結束のために国内的に反米感情を利用している」と指摘した。さらに、「最も危険なのは、最も可能性がなさそうな時に戦争が起こることだ」とし、北朝鮮の誤った判断による韓半島内での戦争勃発の可能性を憂慮した。

また、中国商務省が国連の北朝鮮制裁決議案を履行するために石炭、鉄鉱、金、チタニウム、レア・アースなど北朝鮮との貿易禁止品目のリストを発表した後、両国関係は一層悪化しているとし、貿易禁止によるダメージは6ヵ月から1年後に現れると見通した。



베이징=구자룡특파원 北京=ク・ジャリョン特派員 bonhong@donga.com