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元統一部長官「今統一を準備するべきだ」

元統一部長官「今統一を準備するべきだ」

Posted May. 18, 2013 08:19,   

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「統一は、(韓半島の)懸案問題を解決する鍵であり、韓半島の未来のブルーオーシャンだ。北朝鮮の非核化、北朝鮮住民の救済、韓半島と東アジア平和構図の定着に向けた究極的な解決策は統一だ」

柳佑益(リュ・ウイク)元統一部長官は、18日午後3時30分に京畿道(キョンギド)の城南市(ソンナムシ)庁舎で開かれる予定の社団法人21世紀盆唐(ブンダン)フォーラム(理事長=李永海漢陽大学教授)の講演会でこのような「統一準備論」を展開する。

柳氏は、17日に事前に配布された講演要旨文で、「国の内外、韓半島の様々な状況と変化の趨勢を考慮すると、今韓国が立ち上がって統一を準備しなければならない。何もせずただ待っていたり、歌だけ歌っても統一には至らない」と述べた。そして、「韓国が率先して乗り出さなければ、国際社会が(統一に)関心を持つ理由はない。時間が経てば経つほど、北朝鮮の核が現実のものとなり、分断現象は固定化する」と強調した。

柳氏は、「根本が定まって初めて進むべき道も見えてくる」という意味の「本立道生」を強調し、統一準備の正当性を説明した。

「南北関係を円満に管理することが急務に見えるが、それだけに執着してはならない。根本は統一を推進して準備することにある。大きな枠で見れば、統一を準備してこそ南北関係も管理できる」

さらに、「統一世代である青年層の統一意識が下がっている」とし、「統一懐疑論は民族史を冷遇し、時代精神に無知であるという点で、独立懐疑論と脈を一にする」と憂慮した。実際に東亜(トンア)日報が3月末の創刊93周年(4月1日)を控えて実施した統一意識国民世論調査で、20代の3人に1人(33%)が「統一は絶対に実現しない」と答えた。柳氏は、「(統一)コストのために統一を先送りするということは誤った論理だ。統一によって得られる便益はコストに比べられないほど大きい」と強調した。そして、「20年後に統一される場合、統一コストは少なく見積もって55兆ウォン、多くて275兆ウォンにのぼると推計された」とし、「国民にありのままを伝えて準備すれば、(韓国)企業がドイツ統合時のドイツ企業よりも大きな役割を果たすことができる」と話した。

柳氏は、主導的統一準備(Unitiative=UnificationとInitiativeの合成語)の5大課題として、△統一意識の向上、△統一財源の調達、△統一外交の強化、△脱北民の包摂、△制度的統一の備えを挙げた。特に、統一意識と関連して「統一議論と統一準備が北朝鮮を刺激することを理由に避けることは、正しい主張ではない」と述べた。統一外交については、「日本にとっては、韓半島統一を助けることが歴史の負債を清算することにつながるだろう」と強調した。