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中国製ぬいぐるみ、基準値142倍の人体有害物質

中国製ぬいぐるみ、基準値142倍の人体有害物質

Posted December. 13, 2012 03:55,   

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「ギャグコンサート」に登場する「ブラウニー人形」に似た中国で縫製されたシベリアンハスキーのぬいぐるみから人体に有害な物質が最大で基準値の142倍まで検出された。幼児や子どもが利用する一部おもちゃ乗用車、歩行器でも基準値を大きく上回る内分泌障害物質が検出された。

知識経済部技術標準院(技標院)は12日、工業製品393点を対象に安全性調査を実施した結果、合わせて21の製品から問題が発見されてリコール命令をしたと発表した。

技標院によると、トイクラブ、ヘチョン貿易(ビビランド)、ハッピーワールド、エズエバーの4社が輸入若しくは製造した中国製ハスキー人形の眉毛、舌、首飾りの部分で内分泌系に障害をもたらす「フタル系可塑剤」が基準値の48〜142倍検出された。この製品はKBS2TVのギャグコンサート「チョン女子」コーナーに登場するブラウニー人形とそっくりなので、市中では本物と区別されないまま「ブラウニー」という名前で売られている。

中国製おもちゃ乗用車2種は、フタル系可塑剤が基準値を大きく上回っただけでなく、制動装置がないため子どもがけがをする危険性があると調べられた。中国製歩行器1種もフタル系可塑剤が基準値の159倍も検出された上、後ろに倒れやすいため安全事故が発生する可能性が高かった。

この他に、ゴム紐、ピン、ヘアバンドなど国産子供向けの装身具では重金属の鉛が基準値の1606倍、カドミウムは13.6倍も検出され、貧血や中枢神経の障害などを誘発する危険があることが分かった。自動車用前ガラス洗浄液2種は、結氷温度が基準値(氷点下25度)より高いため、冬季運転者の視野を妨害する恐れがあり、携帯用はしご1種はロック装置がなく、落ちて怪我する危険が大きかった。

技標院は当該製造・輸入会社に対し、問題が発見された製品を流通売場から全面回収し、消費者に既に売られた製品は修理または交換するように命令した。リコール製品に関する情報は製品安全情報ポータル(www.safetykorea.kr)で調べられる。



january@donga.com