ジル・ケリー氏が韓国名誉領事

デービッド・ペトレアス氏のスキャンダルの「震源」として注目されているジル・ケリー氏（３７）が、約２ヵ月前に韓国のフロリダ州名誉領事に委嘱されていたことが明らかになった。

１３日、米国現地の韓国外交官によると、ケリー氏は、韓米自由貿易協定（ＦＴＡ）の重要性を強調してきた韓徳銖（ハン・ドクス）前駐米大使（現韓国貿易協会会長）の推薦で、韓国名誉領事になった。外交専門誌「フォーリンポリシー」は、「ケリー氏は、韓米ＦＴＡに関する米政界の支持を取りつけることを支援し、韓国大使がフロリダ州タンパを訪れた際、地域の財界人との会合をとりもった」と伝えた。

韓氏は１４日、別途の説明書で、「当時、様々な行事で会ったジル・ケリー氏が、韓米経済の関係増進に貢献したいと話し、韓国領事館がないフロリダ州に名誉領事制度を活用する案を検討するようアトランタ総領事館に要請した」と説明した。アトランタ総領事館は、候補の経歴と電話インタビュー、韓国外交部長官の決裁などを経て、ケリー氏を名誉領事に任命した。総領事館は規定の手続きによって任命が行われ、不備はなかったと明らかにした。

jameshuh@donga.com