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「ギャラクシータブ10.1」、米裁判所が販売差し止め解除

「ギャラクシータブ10.1」、米裁判所が販売差し止め解除

Posted October. 03, 2012 04:10,   

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三星(サムスン)電子が、タブレットPC「ギャラクシータブ(ギャラタブ)10.1」を、4ヵ月ぶりに再び米市場で販売できるようになった。

1日付けの主要外国メディアによると、米カリフォルニア連邦北部地方裁判所のルーシー・コー裁判官は同日、三星電子の申請を受けいれ、ギャラタブ10.1の販売差し止め仮処分決定を解除した。三星電子は8月24日、アップルとの特許侵害訴訟で、陪審団がアップルが提起した6件のうち、唯一ギャラタブ10.1は、特許を侵害していないという評決を下すと、直ちに販売差し止め解除を裁判所に要請した。同製品は、アップルが6月、自社デザイン特許を侵害したという理由で、販売差し止めを申請し、裁判所がこれを受け入れたことで、市場から姿を消した。

コー裁判官は、別途の控訴審が行われていることを理由に、三星電子の販売差し止め解除要請を却下させたが、先月28日、米控訴裁判所が、「ギャラクシータブの販売差し止め措置を再検討せよ」と、事件を差し戻すと、直ちに販売差し止め措置を解除した。

ギャラタブ10.1は、アップルが販売差し止め申請をする際、裁判所に収める供託金が260万ドルにとどまるほどの旧型であり、ギャラクシーノート10.1などの新製品が、米市場で販売されており、今回の措置で三星電子が手にする売上増大効果は大きくないものと見られる。しかし、アップルが8月に裁判所に申請した三星電子の8つのスマートフォンとタブレットPCモデルの販売差し止め審理開始(12月6日)を控え、三星がやや有利な立場を占めることになったというのが、専門家らの評価だ。三星電子は、電子メールでの声明を通じて、「今回の措置で、三星がアップルの特許を侵害しなかったという正当性が裏付けられた」と明らかにした。

一方、三星電子は、アップルと繰り広げている特許訴訟で、同日、アップルの新製品・アイフォン5を追加させた。三星は、アップルが自社の特許6件を侵害したと主張し、4月に訴訟を起こした。今回の措置は、アップルが先月、三星製品の新製品「ギャラクシーS3」と「ギャラクシーノート10.1」を、特許訴訟対象に追加させたことへの対応性格が強い。



witness@donga.com