現代(ヒョンデ)自動車は今年、中国市場での販売目標を昨年より28%増の約73万台と予想している。2倍近くの販売伸びを見せた昨年に続き、今年も攻撃の勢いを緩めない狙いがあると見られる。現代車の中国内での累積販売台数も、来月中に200万台を突破する見込みだ。
30日、現代車と一緒に中国に進出した協力会社各社によると、北京現代車は今年、中国市場内での販売目標を、当初の67万台より6万台程度高い72万9500台とへと見直し、最近、協力会社に対し、これを通知した。昨年の販売台数である57万309台より約28%増えた規模だ。
北京現代車は昨年、中国市場で93.6%の高い販売伸びを見せ、上海フォルクスワーゲン(72万9000台)、上海GM(72万8000台)、一汽フォルクスワーゲン(68万2000台)に次いで4位につけた。今年は30万台以上の生産能力を備えた北京3工場の建設に着工し、12年までに100万台の生産体制を構築し、中国市場への攻勢を加速するという戦略だ。
一方現代車は、北京現代車が02年12月に現地生産開始以後の累積販売台数が来月8日ごろ、200万台を突破するだろうと明らかにした。特に単一モデルとしては準中型車「エラントラ」(アバンテの輸出ブランド)が4月中に、販売台数としては100万台を上回る見込みだ。さらに、ix35(トゥーソンixの輸出ブランド)、RC(ベルナの後続モデル)などの新車を、中国市場で相次いで披露する予定だ。
最近、鄭夢九(チョン・モング)現代起亜(ギア)車グループ会長は、ロシアとチェコへの出張に先立って、記者らに対し、「内需は厳しい面もあるが、海外需要は増加の勢いを示しており、(海外での販売に)全力を傾けるつもりだ」と明らかにしたことがある。
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