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国内ファンド運用会社、海外進出に拍車

Posted October. 10, 2007 07:22,   

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今年に入って、海外ファンドが人気を集めていることから、海外ファンドを主に運用する外資系資産運用会社の韓国ファンド市場のシェアが大幅に拡大した。これに対応するため、「地元」資産運用会社は海外進出に活路を見出そうと模索している。

海外ファンドを現地で直接運用することでファンド商品の競争力を強化するというのが、海外進出に乗り出した国内資産運用会社の戦略だ。

▲外資系大手、韓国市場に本格参入〓9日、資産運用協会によると、今年1月末現在、40兆2070億ウォンだった外資系(外資系の持分50%以上)の資産運用会社の設定額は先月末、66兆1350億ウォンへと大幅に拡大した。同期間の市場占有率も16.89%から24.44%へと上がった。

外資系の持分が一部含まれた資産運用会社に範囲を広げれば、9月末現在の設定額は113兆2360億ウォン、市場占有率は41.85%まで上がる。韓国ファンド市場の約半分を外資系が占めているわけだ。

メリッツ証券の朴ヒョンチョル・ファンドアナリストは、「中国、南米ファンドを中心にした海外ファンドが人気を集める中、これらファンドを中心に販売する外資系企業のシェアが高くなった」と説明した。

韓国市場に本格的に進出する大手の外資系資産運用会社も増えている。JPモーガン資産運用が7月から国内投資者を対象に本格的に営業を始めており、ING資産運用は今月1日付でランドマーク資産運用を合併することで、ファンド市場への攻略に本腰を入れた。ゴールドマン・サックスとUBSも今年に入って、マッククォリIMMと大韓投資信託運用を買収することで、国内市場に進出した。

▲海外でファンドを直接運用して競争力強化を図る〓これに対応するため、国内の運用会社は海外進出に拍車をかけつつ競争力を育てている。三星(サムスン)投信運用は最近、12月に香港に現地法人を設立することを決めた。三星投信は香港法人を拠点に来年初め、中国の証券市場に直接投資するファンドを市販する計画だ。

韓国投信運用は昨年9月、ベトナム・ホーチミン事務所を開設したのに続き、今年7月には香港資産運用本部を開いた。会社側は「孫会社の設立を禁止する金融持株会社法が改正されれば、ベトナム事務所と香港本部を現地法人に切り替えることを検討している」と述べた。

東洋(トンヤン)投信運用は、ベトナム政府の現地事務所設立認可を待っているところだ。遅くとも今月末をめどに設立を終える計画だ。KTB資産運用とマイダスアセットもシンガポール法人を設立し、活動に入った。

未来(ミレ)アセット資産運用は、もっとも活発に海外事業に取り組む会社に挙げられる。シンガポール、インド、ベトナム、英国進出に続き、現在、中国・上海事務所の設立に向けて手続きを踏んでいる。戦略企画本部の金ジョンミン理事は、「今年末からは海外で現地の投資者を対象に未来アセットの主力ファンドを販売する方法で海外市場を積極的に開拓する」と話す。

アナリストの朴ヒョンチョル氏は、「国内運用会社が海外進出する上で、人材の確保や費用などの側面で困難があるのは現実だ」とし、「しかし、海外ファンドの競争力強化のためには、海外進出は欠かせない」と述べた。



swon@donga.com sukim@donga.com