Go to contents

「コースは最高、復活の走りを見て欲しい」藤田敦史選手

「コースは最高、復活の走りを見て欲しい」藤田敦史選手

Posted March. 11, 2002 10:34,   

한국어

2000年福岡国際マラソン大会で2時間6分51秒のアジア最高記録を作った日本最高のマラソンランナー藤田敦史(25・富士通)が、17日、開かれる2002東亜(トンア)ソウル国際マラソンに出場する。今大会でマラソンフルコース5度目の挑戦。小柄でたくましい体に完璧なフォームで注目されている藤田選手に、千葉の富士通でインタビューした。

-東亜ソウル国際マラソンに出場することになったが、どんな気持か。

「何よりもソウルは今回が初めてなので、わくわくする。前大会のビデオを見たが、コースがとてもいいと思った。14日ソウルに行って自分の目で確認する予定だ」

-東亜マラソン大会出場の背景は何か。

「これまで、自分がどの大会に出るのかに周りが相当な関心を示してきた。昨年は世界選手権大会以外は、国内大会にしか出場しなかったので、今度は海外のマラソン大会を経験したかった。東亜マラソン大会が開かれるソウルは、2、3時間で行ける距離だし、天候も日本と似ていて大きなストレスなしに走れる上に、コースもいい。東亜マラソンとともに自分の名前を世界に知らしめたい」

-今大会に参加する意味と目標は。

「昨年8月のエドモントン世界選手権大会での成績は期待に沿わないものだった。東亜マラソンで華やかに復活し、ファンの期待に応えたい。自分にとって大変大きな意味がある大会だ。自ら納得できる記録で上位でゴールインしたい。今年は相当レベルの高い選手たちが出場すると聞いた。自分個人も注目される大会であるだけに、失敗がないよう万全を期したい」

-東亜マラソンのためにどんな準備をしているか。

「一日平均2〜3時間トレーニングしている。トレーニングを始めてから1、2カ月は主にスタミナをつける長距離練習に注力したが、今はスピードを出す練習に力を入れている。練習初期にはよく高地トレーニングもした。大会直前のコンディションをベストにキープできるよう気をつけている」

-大会に向けて特別な食事療法をしているか。

「特別な食事療法はない。辛い食べ物が好きなので、キムチは日ごろからスーパーで買ってきて食べている。ソウルに行ったら辛い物がたくさん食べられるので楽しみだ。試合が終わったら思う存分食べたい」

-専門家によると、走るフォームがとてもいいそうだ。力を浪費せずに非常に経済的に走るという評価だが、どのようにフォームを身につけたのか。

「特に意識してフォームを作ったり矯正したのではない。長距離練習を続けているうちに自然に身についた。誰でも自分にとって最も楽で走りやすい姿勢があると思う」

-最近足を負傷したという話も聞こえてくるが、体の調子は。

「東亜マラソン大会の練習を始めた時、足の調子がよくなかった。通常マラソンの練習には3〜4カ月程度必要だが、今回は2カ月しか時間がなかった。そのため集中的に練習したため痛みがひどく腫れたこともあった。最近は調子がかなりよくなり痛みが殆どなくなった。特に心配はしていない」

-今大会には2時間6分33秒を走ったゲルト・タイス(南アフリカ)や、昨年2時間7分02秒をマークしたフランスのドリス・エル・イメールらよい記録の選手が多く出場する。優勝できそうか。

「自分もよい記録を出したことがあり、他の選手にマークされる立場だ。自信を持ってベストを尽くしたい」

-最も尊敬する選手が韓国の李鳳柱(イ・ボンジュ)だそうだが、その理由は何か。今回李が走らないことが残念ではないか。

「李選手とは2000年福岡国際マラソンで会い、しばし言葉を交わした。李選手は『速い』イメージよりは『強い』イメージだ。アフリカの選手たちは条件と調子がよいと非常に速いが、少し条件が悪くなっただけで成績も落ちる。しかし李選手はどんな条件でも勝負に強い選手だと思う。自分も速い選手よりは強い選手になりたい。李選手と一緒に走りたかったのに、残念だ」

-韓国のファンに一言。

「アジア記録で優勝した福岡大会の時のような強さを、今回の東亜マラソン大会を通して韓国のファンの皆様にお見せしたい。期待して欲しい」

-今年はサッカーW杯韓日共催の年でもある。サッカーは好きか。

「好きだがマラソンで忙しいためあまり時間がない。韓日共催を控えた時期に韓国のマラソン大会に参加することが両国の国民交流の一翼を担う掛け橋になるということに意味を置きたい」

‐睡眠時間はどれぐらいか。趣味は。ガールフレンドはいるか。

「普段7〜8時間程度充分に寝る。時間がある時、日本の歌謡曲を聞くのが好きだ。デュオのB’zが好きで、試合前には必ず聞いて明るい気持ちを保つ。またファッションに関心があり、服を買いに出かけるのも好きだ。ガールフレンドはいる。練習のせいで時間がないが、それでも可能な限り会うようにしている」



李英伊 yes202@donga.com