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財界「輸出と内需共に打撃…特段の対策を」と訴え

財界「輸出と内需共に打撃…特段の対策を」と訴え

Posted February. 08, 2020 08:56,   

Updated February. 08, 2020 08:56

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新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散により輸出、生産、消費が同時に打撃を受けており、実体経済の萎縮を懸念する声が高まっている。現代(ヒョンデ)自動車は、蔚山(ウルサン)・牙山(アサン)・全州(チョンジュ)工場のすべての乗用車生産を中止した。経済団体は特段の対策を用意してほしいと政府に要求している。

洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官と金尙祚(キム・サンジョ)大統領政策室長は7日午前、ソウル大韓商工会議所で朴容晩(パク・ヨンマン)大韓商工会議所会長、金榮柱(キム・ヨンジュ)貿易協会長とロッテ持株、CJ、現代自動車などの財界関係者と懇談会を開いた。

朴容晩大韓商工会議所会長は、「中間財輸出業者、部品調達が困難な国内自動車メーカー、中国現地投資に支障が生じた企業、内需企業などが被害を受けると予想される」と憂慮した。

その後非公開で行われた懇談会で、金容根(キム・ヨングン)韓国経営者総協会常勤副会長は、「防疫や部品調達に支障がないように、事業所の特別延長労働を幅広く認める必要がある」と提案した。経営者総協会側は、確診者の発生などで事業所が閉鎖する場合、休業手当を巡る政府のガイドラインが必要だという意見を出した。孔泳云(コン・ヨンウン)現代自社長は、「部品を取り寄せる時、急に飛行機で持ってきたので送料が大幅に増えた」とし、「関税負担を軽減できるようにしてほしい」と要請した。

徐廷珍(ソ・ジョンジン)セルトリオングループ会長は、「6ヶ月の期間と資金200億ウォンが必要な中和抗体(ウイルス感染を防御する抗体)の開発を独自の資金で着手したい」とし、「政府が抗体のある完治した患者の血液を供給してくれれば、開発時間を短縮できる」と話したと伝えられた。

中国からの部品需給が中断された現代自は、7日から蔚山・牙山・全州工場のすべての乗用車生産ラインの稼動を中止した。孔社長は、「工場の早期稼働のために、中国側と詳細な方法まで話し合っている」とし、「国内工場は、多くの顧客が待っている車種を優先にして、できるだけ早い時間内に生産するようにしたい」と明らかにした。

海外でも新型コロナの拡散が韓国企業に否定的な影響を与えるだろうという分析が出ている。国際格付け会社・ムーディーズは6日、「多数の韓国企業の格付けに否定的であり、特に流通、自動車、半導体・電子、石油精製、化学、鉄鋼産業が影響を受けるだろう」と明らかにした。7日、米JPモルガンは、今年の韓国経済成長率の予測値を2.3%から2.2%に0.1%ポイント下方修正した。

政府は、国内の部品生産量が急増して延長労働が避けられない場合、特別延長労働を迅速に認め、事態が緊急を要すれば、事後承認も許可することにした。また、中国から部品を取り寄せる時、24時間通関を支援することにした。また、被害を受ける中小・中堅企業や小商工人のために1兆9000億ウォンを支援する計画だ。


崔惠? herstory@donga.com · 許桐準 hungry@donga.com