具滋暻ＬＧ名誉会長が他界、最後の道も「ノブレス・オブリージュ」

韓国電子・化学産業の競争力の土台を築き、気さくな姿で様々な公益事業に力を入れながら「ノブレス・オブリージュ」の典型を示した具滋暻（ク・ジャギョン）ＬＧ名誉会長（写真）が、１４日午前１０時、宿患で亡くなった。享年９４歳。

具仁會（ク・インフェ）ＬＧ創業者の長男・具名誉会長は、父親と一緒に財界４位のＬＧを成し遂げた創業「１.５世代」だ。１９７０年にＬＧの２代目の会長に就任するまでの２０年間生産現場を守り、ＬＧを導いた２５年間は果敢で破格的な経営革新を推進した。自律経営体制の確立、顧客価値経営の導入、民間企業初の株式公開、韓国企業初の海外現地工場設立など、企業経営の先進化を主導した具名誉会長を、財界では「革新家」と評価する。

遺体安置所は、次男の具本綾（ク・ボンヌン）喜星（ヒソン）グループ会長をはじめ、具本俊（ク・ボンジュン）ＬＧ顧問、具本式（ク・ボンシク）ＬＴグループ会長、実弟の具滋學（ク・ジャハク）アワーホーム会長、孫の具光謨（ク・グァンモ）ＬＧ会長などが見守った。葬儀は４日葬で行われ、出棺は１７日午前だ。非公開の家族葬の方針に基づいて埋葬地は公開しないことにした。


徐東一 dong@donga.com