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北のICBM脅威に米がICBMで応戦

Posted December. 13, 2019 08:48,   

Updated December. 13, 2019 08:48

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米国は11日(現地時間)、ニューヨークで開かれた安全保障理事会で、北朝鮮の挑発の動きに対して強く警告した。特に、米国は、トランプ大統領がこれまで黙認してきた短距離弾道ミサイル発射の問題まで取り上げ、北朝鮮に対するアプローチの変化の可能性を示唆した。

 

米国のクラフト国連大使は同日、安保理会議で、「北朝鮮は今年だけで20発以上の弾道ミサイルを発射した」とし、「弾道ミサイルは射程距離に関係なく域内の安全と安定を阻害し、明白な国連安保理決議違反だ」と規定した。米国は、米朝核協議が行われた後、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射には強く対応せず、米国に直接影響を及ぼす長距離ミサイル発射と核実験に対して警告してきた。クラフト氏は、「このような行動は、未来に向けたより良い方法を模索する機会の扉を閉ざす危険を招く」と警告した。ただし、「北朝鮮が協議に入るなら、柔軟に対応する準備ができている」とし、北朝鮮の態度変化を求めた。

国務副長官に指名されたビーガン北朝鮮政策特別代表も同日、安保理理事国の代表たちに会い、北朝鮮問題と関連して現状が厳しいことを伝えたという。

連日、主力偵察機を韓半島に送り、北朝鮮に対する監視の手綱を引き締めている米国は12日、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地の付近に飛行禁止区域を設定した。北朝鮮の高強度の挑発脅威に対抗して、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニッツマン3」の発射が迫ったのではないかという観測が流れている。「言葉と言葉」の対決が「長距離ミサイルとICBM」の対決に拡大するのではないかという分析も出ている。

米空軍は同日、ノータム(NOTAM)を通じて、ヴァンデンバーグ空軍基地から太平洋の方向に六角形の飛行禁止区域を設定したことを明らかにした。最も遠方は基地から約1千キロに達する。今年5~10月、ヴァンデンバーグ空軍基地でミニッツマン3の実験発射が数回も行われた。


朴湧 parky@donga.com