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韓米の在韓米軍駐留経費負担交渉、開始90分で決裂

韓米の在韓米軍駐留経費負担交渉、開始90分で決裂

Posted November. 20, 2019 08:37,   

Updated November. 20, 2019 08:37

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来年度の在韓米軍駐留経費の負担をめぐる第11回在韓米軍駐留経費負担に関する特別協定(SMA)第3回交渉が韓米の意見の相違で物別れに終わった。1991年にSMA協議が始まって以来、韓米双方が交渉決裂を宣言したのは初めてであり、約50億ドル規模の米国側の要求をめぐって韓米の衝突が本格的に起こるものとみえる。

韓米は18、19日、ソウルで交渉を行うことを決め、19日に午前10時から午後5時まで協議する予定だったが、開始90分後の午前11時30分頃、終了した。

交渉決裂の直後、米国務省のジェームス・ディハート在韓米軍駐留経費交渉代表は同日午後、ソウル龍山区(ヨンサンク)のアメリカンセンターで緊急記者会見を開き、「残念なことに韓国の提案は公正で公平な米軍駐留経費負担に向けた私たちの要求に相応しなかった」とし、「韓国側に再考の時間を与える」と述べた。また、「私たちは開かれた心で傾聴する準備をしてソウルに来た。相互に受け入れ可能な協定に進むために必要なら私たちの立場を調整する準備までした」とも述べた。

これを受けて、鄭恩甫(チョン・ウンボ)政府交渉代表は2時間後、外交部庁舎で記者会見を開き、「会談が予定通りに進行されなかったのは、米側が先に(交渉の場で)席を立ったため」とし、交渉決裂の責任が米国側にあるとした。また、「米国側の全体的な提案と私たちが臨む原則的な面で相当な相違があるのは事実」と付け加えた。外交部も、「米国は新しい項目の新設などを通じて米軍駐留経費負担の大幅増額を求める立場である一方、私たちはこの28年間韓米が合意してきたSMAの枠組みで相互に受け入れ可能な範囲内でなされなければならないという立場だ」と明らかにした。


申나리 journari@donga.com · 韓基渽 record@donga.com