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米下院の弾劾調査、公聴会開始

Posted November. 08, 2019 08:23,   

Updated November. 08, 2019 08:23

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13日からトランプ米大統領に対する米下院弾劾調査の公聴会が始まる。

弾劾調査を主導するアダム・シフ民主党下院情報委員長は6日、ツイッターを通じて、「来週初めに公聴会を実施する。13日にウィリアム・テイラー駐ウクライナ代理大使とジョージ・ケント国務次官補代理(欧州・ユーラシア担当)、マリー・ヨヴァノヴィッチ元駐ウクライナ大使が公聴会で証言する」と明らかにした。

米下院は9月24日からトランプ氏がウクライナに政敵のバイデン前副大統領の汚職捜査の圧力をかけたという「ウクライナ疑惑」をめぐる弾劾調査を行っている。これまでの証言は全て非公開で、重要な証言は後のメディア報道や証言録の公開で伝えられた。13日から全国民は、リアルタイムのテレビ中継で公聴会を見ることができるため、弾劾政局に相当な波乱が予想される。与党共和党は民主党主導の弾劾調査の方式に不満を提起してきた。「民主党が大統領を引き下ろすために密室で大統領に不利な証言だけを集めている」とし、先月23日、非公開の聴聞会に押し入ろうとして騒動を起こした。

下院情報委員会は同日、ウクライナ疑惑をめぐる5回目の証言録も公開した。4日にヨヴァノヴィッチ氏とポンペオ国務長官の元上級顧問マイケル・マッキンリー氏、5日に駐欧州連合(EU)大使のゴードン・ソンドランド氏、国務省のウクライナ担当特別代表を辞任したカート・ボルカー氏の証言が公開され、同日は先月22日のテイラー氏の証言が公開された。全てトランプ氏に不利な証言だ。

同日の証言録によると、10時間にわたって証言したテイラー氏は、「私はウクライナに対する軍事支援金が、彼らが(バイデン氏を)調査すると約束するまで執行されないとはっきりと理解していた」と明らかにした。テイラー氏は、7月10日のボルトン大統領補佐官(当時)とソンドランド氏との会議について証言した。テイラー氏は、「ソンドランド氏が(バイデン氏の)調査について触れると、ボルトン氏は政治的な感覚で何か感知したのか、『この席でその話をするのはやめよう』と述べ、会議を終了した」と伝えた。

テイラー氏は、「当時ボルトン氏とポンペオ氏の仲が良くなかった。ボルトン氏が自身の憂慮をポンペオ氏に伝えてほしいと言った」とも明らかにした。CNNは同日、ポンペオ氏が弾劾政局で「国務省トップ」ではなく「大統領護衛武士」を自任し、国務省職員の信頼を失ったと伝えた。


チョン・チェウン記者 chan2@donga.com