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108年前の旧バンファド灯台が「灯台遺産」に指定

108年前の旧バンファド灯台が「灯台遺産」に指定

Posted September. 11, 2019 07:59,   

Updated September. 11, 2019 07:59

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韓国で最も古い鉄塔灯台である「旧バンファド灯台」(写真)が、灯台文化遺産に指定された。

海洋水産部は、慶尚南道巨済市屯德面(キョンサンナムド・コジェシ・トゥンドクミョン)バンファドの閑麗(ハンリョ)海上国立公園にある旧バンファド灯台を、灯台文化遺産第24号に指定したと、10日明らかにした。これに先立って、海洋水産部灯台文化遺産委員会は、先月26日に審議を経て、全会一致で灯台文化遺産指定を決定した。旧バンファド灯台は、1911年に約8メートルの高さの鉄塔構造物で造られた。以後、1981年に鉄塔を2メートルほど増築して現在まで続いている。 2006年、近くに15メートルの新しい灯台であるバンファド灯台が立てられたことで、統営(トンヨン)港を出入りする船舶の道標の役割を渡した。

旧バンファド灯台は、108年以上の歳月の中でも原型をそのまま維持しており、国内最古の鉄塔灯台という歴史的価値がある。ユリ模様の装飾の洗練された下部構造と望樓の形の上部構造、「ㄱ」字の型鋼(一定の形を備えた鋼)を釘とボルトで組み立てた建築技術などが、建築学的に保存価値が高いという評価を受けた。

灯台の照明設備である灯明機の場合、「AGA式灯明機」で設置され、無人で運営された点も意味が大きい。建設当時は画期的な発明とされていたAGA式灯明機は、日が昇ると閉じられ、夜になると再び開かれる太陽バルブを使って灯台の灯りをつける装置だ。


柳原模 onemore@donga.com