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政府、ホルムズ海峡へ駆逐艦派遣を確定

Posted August. 15, 2019 07:32,   

Updated August. 15, 2019 07:32

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政府が、米国が要請しているホルムズ海峡への軍派遣と関連して、清海(チョンヘ)部隊を活用することで結論を下したことが分かった。ただし政府は、清海部隊の兵力は追加拡大せず、派遣前にホルムズ海峡近隣の中東国家に説明を行う予定だ。

与党関係者は14日、「アデン湾域で活動している清海部隊の作戦地域をホルムズ海峡まで広げる方法で派遣を決めた」とし、「公式発表の時期は様々な状況を考慮して調整中」と話した。これと関連して国防部は最近、「清海部隊のほかに追加の兵力増派や地上軍の動員計画はない」という趣旨の報告を大統領府にしたという。国防部は13日、清海部隊第30陣で来年2月まで活動する駆逐艦「姜邯賛(カン・ガムチャン)」を派遣し、作戦地域をホルムズ海峡まで拡大する準備も終えた。姜邯賛は2012年、拉致されたジェミニ号乗組員の救出および護送作戦を成功的に遂行した。

政府がホルムズ派遣を決めながら、兵力の増派や地上軍動員をしないのは、近隣諸国との関係を考慮したためという。ホルムズ海峡近隣のアラブ首長国連邦(UAE)は、韓国と「特別戦略的パートナー」関係だ。政府は、カタール、クウェートと液化天然ガス(LNG)船舶発注、スマートシティ建設など経済協力を推進している。政府は派遣を公式化する前に、これらの国々に代表団を送り、「ホルムズ海峡を通過する韓国船舶の保護のために避けられない決定」であることを説明する計画だ。

ただし政府は、まだ米国側にこの計画を公式に伝えていなという。派遣は韓日対立の局面だけでなく、今後の在韓米軍駐留経費負担でも米国に対する交渉カードとなる。


孫孝珠 hjson@donga.com · 韓相準 alwaysj@donga.com