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韓国の戦略物資管理は日本より優秀、米シンクタンクISISが評価

韓国の戦略物資管理は日本より優秀、米シンクタンクISISが評価

Posted July. 18, 2019 09:37,   

Updated July. 18, 2019 09:37

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日本が、韓国に対する輸出規制の理由として、戦略物資の輸出統制において韓国に弱点があると主張したが、戦略物資の統制は韓国が日本よりも徹底して守っているという研究結果を米国の研究機関が明らかにしている。

米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は5月23日、世界200ヵ国の戦略物資貿易管理制度(strategic trade control system)を評価して順位を付けた「危険流布指数(PPI)」を発表した。ワシントンの代表的な核専門家の1人であるデービッド・オルブライト所長の主導で2016年に作成されたPPIは、核兵器をはじめ大量破壊兵器(WMD)やミサイルなどの取引防止に向けた各国の戦略的貿易統制状況を101の指標分析を通じて評価している。

 

今年、韓国は計1300点満点の897点を受け、調査対象200ヵ国のうち17位だった。日本は韓国より19位下の36位(818点)。2017年の1回目の調査では日本が29位、韓国が32位だったことを考えると、韓国の戦略物資輸出統制のレベルが向上したのだ。米国が1019点で1位、洋上で違法に物資を積み替える「瀬取り」など国際社会の制裁を違反してきた北朝鮮はマイナス205点で最下位だった。

PPIの主な評価項目は、核不拡散条約の締結など「国際社会との約束」(100点)、キャッチオール規制など戦略物資貿易を規制・監視して不法取引を防止するための「法規」(200点)、「戦略物資貿易を監視・発見する能力」(200点)、「拡散資金調達防止力」(400点)、「執行力」(400点)の5つ。

韓国は「法規」部門で198点を受け、日本(158点)をリードし、「資金調達防止力」でも160点で日本(116点)より優秀な評価を受けた。国家情報院が16日、国会情報委で、制裁違反船舶の日本への入港をめぐって日本側が「国内法の不備」を説明してきたと報告したことと同様の結果が出たのだ。別の評価項目の点数は、韓日に大きな違いはなかった。


黃仁贊 hic@donga.com