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サンフランシスコ、米国では初めて電子タバコの販売を全面禁止

サンフランシスコ、米国では初めて電子タバコの販売を全面禁止

Posted June. 20, 2019 09:40,   

Updated June. 20, 2019 09:40

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米カリフォルニア州サンフランシスコ当局が、米国では初めて電子タバコの販売を全面禁止することにした。米国の大部分の地域では青少年の電子タバコの購入を制限しているが、大人にも電子タバコの販売を禁止した都市はサンフランシスコが初めてだ。

18日(現地時間)、AP通信などによると、サンフランシスコ当局は、米食品医薬品局(FDA)が、電子タバコの公衆衛生への影響について検討を終えるまで、電子タバコの販売、流通、製造を全面禁止する条例を全会一致で承認した。施行は来年初頭からとなっている。共同発議者であるシャマン・ウォルトン監督官は、「私たちは1990年代に大手タバコ会社と対立して戦いながら過ごした。今は電子タバコの会社と戦う時代だ」と語った。

今回の禁止措置は、特に、米電子タバコ市場の約75%を掌握した「ジュール(JUUL)」を狙ったという分析が出ている。サンフランシスコに拠点を置くジュールは、米青少年の喫煙率を引き上げた主犯と指摘されている。ジュール側は、「電子タバコ販売の全面禁止は、喫煙を防ぐための効率的な方法ではない。むしろ大人と未成年者を含め、毎年、カリフォルニア州で4万人を死亡させている一般タバコの消費のみを増やすことになるだろう」と主張した。

最近、米国では、青少年の電子タバコの喫煙が深刻なレベルに達しているという懸念が高まっている。米疾病管理予防センター(CDC)によると、昨年、米高校生の20%が電子タバコを吸ったことが分かった。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com