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跳馬の「妖精」ヨ・ソジョンが新技を完成、東京五輪メダルへの期待高まる

跳馬の「妖精」ヨ・ソジョンが新技を完成、東京五輪メダルへの期待高まる

Posted June. 20, 2019 09:41,   

Updated June. 20, 2019 09:41

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跳馬の「妖精」ヨ・ソジョン(17)が新技を完成させ2020年東京オリンピックでのメダル獲得の可能性を高めた。

ヨ・ソジョンは19日、済州道(チェジュド)の漢拏(ハルラ)体育館で行われたコリア杯国際体操大会の女子跳馬で2本平均14.817点で優勝した。

韓国体操のレジェンドで父のヨ・ホンチョル慶煕(キョンヒ)大学教授(48)が見守る中で、ヨ・ソジョンは1本目から跳馬に手を付けてから飛んで2回宙返り(720度)する新技を成功させた。着地の時、左足が動いたため減点0.1点を受けたが、難度6.2点と実施点9.0点を合わせて15.100点を獲得した。2本目でも完璧な技を披露し、14.533点を得たヨ・ソジョンは、2位のオクサナ・チュソビチナ(ウズベキスタン=14.550点)を制して頂上に立った。

これまで難度5.8点、5.4点の技を実施してきたヨ・ソジョンはは新技を身につけたことで、東京オリンピックでのメダル獲得の可能性を一段と高めた。大韓体操協会の関係者は、「新技を跳ぶ時、躊躇ったりせず、倒れることなく立ったまま着地できれば国際体操連盟(FIG)は成功と認めている。この後は、FIGがヨ・ソジョンの演技を収録した映像をみて最終確認する手続きだけが残っている。確認の結果次第では難度が上がる可能性もある」と話した。FIGの最終公認を経て、新技がヨ・ソジョンの名を取ってFIG採点規則に「ヨソジョン」として登録されれば、ヨ・ソジョンとホンチョル氏は、親子が固有の技をFIG採点規則に登録される珍記録を打ち立てることになる。ホンチョル氏は現役時代に「ヨ1」「ヨ2」という技を開発した。ホンチョル氏は、「練習の時、娘が新技を成功することが多かったので、良い結果があることを信じていた。娘が昨年のジャカルタ・パレンバン・アジア大会(金メダル)より実力が伸びていて、誇りに思う」と話した。

男子跳馬では「跳馬の神」ヤン・ハクソン(27)が優勝した。ヤン・ハクソンは2本平均14.975点でウクライナのイーゴリ・ラディビロフ(14.675)を制した。ヤン・ハクソンは1本目で独自技の「ヤン1」(難度6.0)を披露し、14.950点を獲得し、2本目では難度5.6の技を実施し15.000点を獲得した。


鄭允喆 trigger@donga.com