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米議会調査局、「北朝鮮の弾道ミサイル実験、迎撃無力化に焦点」

米議会調査局、「北朝鮮の弾道ミサイル実験、迎撃無力化に焦点」

Posted June. 12, 2019 07:41,   

Updated June. 12, 2019 07:41

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米議会調査局(CRS)が、先月4日と9日に北朝鮮が発射した飛翔体(3発)を「KN23短距離弾道ミサイル(SRBM)」と規定した。発射目的は、ミサイル用固体燃料と誘導装置の性能改良による迎撃システムの無力化と分析した。米軍当局に続き米議会も北朝鮮の挑発が攻撃用弾道ミサイルと規定したが、韓国軍は依然として分析中だと沈黙を守っている。

CRSは6日にアップデートして公開した報告書「北朝鮮の核と弾道ミサイル」で、「北朝鮮は(今回の挑発で)弾道ミサイルの燃料を液体から固体に切り替えるのに一部進展したようだ」とし、このように指摘した。さらに、「固体燃料は再装填の時間を短縮でき、化学的により安定した燃料」と強調した。CRSは、1914年に設置された米連邦議会の立法支援研究機関で、各分野のトップの専門家たちが超党派の調査研究を行い、米国でも最高水準の信頼が認められている。

報告書は、昨年6月のシンガポールでの米朝首脳会談の前に北朝鮮が西海(ソヘ・黄海)衛星発射場(平安北道東倉里)の解体を試みたことと関連して、「固体エンジンを実験配備することに方向を定め、液体エンジンの発射場がもはや必要ないためという専門家の意見もある」と紹介した。さらに、2016年(26回)と17年(18回)に続き、先月の北朝鮮の弾道ミサイル発射は、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)のようなミサイル防衛システムを回避する核兵器能力を開発することに焦点を合わせているようだと指摘した。


ユン・サンホ記者 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com