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韓国と中国の伝統的庭園はどう違うのか

Posted May. 28, 2019 08:54,   

Updated May. 28, 2019 08:54

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韓国の伝統的庭園と中国庭園である園林を一堂に比較して楽しむことのできる展示会が開かれる。

文化財庁国立文化財研究所は、創立50周年を迎えて昌徳宮宣政殿(チャンドクグン・ソンジョンジョン、宝物第814号)の裏庭で、韓中伝統庭園の写真展「昔の庭を散歩」を28日から来月16日まで開くと、27日明らかにした。中国北京市公園管理センター、駐中韓国文化院と共同で主催する。

今回の展示は、中国園林の代表的特徴である假山(模型山)を形象化したテントの中に設置した5つのモニターを通じて、写真を披露する。テントの中に入ると、庭園を鑑賞するのに適した静かな音楽が流れ、韓国と中国の庭園の写真が素敵な昔の詩と一緒に展示される。

展示は、5つのテーマでできている。中国の庭園は皇家園林、私家園林、寺觀(仏教寺院と道教道觀)園林、風景名勝、都市公園に当たる省市園林で構成した。韓国は宮廷庭園・王陵、民家・別墅(郊外に別に建てた家)、寺院・書院、名勝、伝統的村などで、中国園林とペアを成す。

展示で公開する写真約200枚は、韓国と中国庭園の特性がどのように違うかを示す。中国の庭園は、劇的なコントラスト、韓国庭園は自然との調和が目立つ。国立文化財研究所のイ・ウォンホ学芸研究士は、「中国は、支那の絵に出る理想的な景観を庭に具現しようとしたため、自然と人工造形物が示す対比の美しさがある」とし、「一方、韓国の庭園は儒教的伝統に基づいて、大きく飾らないようでいて、自然と呼吸する独特の美学を誇る」と説明した。

今回の展示は、午前10時から午後5時まで、無料(昌徳宮の入場料は別)で観覧できる。


柳原模 onemore@donga.com