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スーツケースの椅子、金箔のトイレットペーパー…「自宅待機」テーマの奇抜なデザインが殺到

スーツケースの椅子、金箔のトイレットペーパー…「自宅待機」テーマの奇抜なデザインが殺到

Posted April. 08, 2020 08:07,   

Updated April. 08, 2020 08:07

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新型コロナウイルス感染症の拡散により、「ジプコク(家に閉じこもっていること)」が増え、うつ病と無力感を訴える人が多くなっている。しかし、家に閉じこもっていなければならないこの時を、むしろ新しいインスピレーションの源としたアーティストたちの奇抜な作業が活発である。

リモワスーツケースは最近、椅子の形のスーツケースのデザインを公開した。「旅の象徴」だったスーツケースが、各国の国境閉鎖のせいで、今は「待ちの象徴」に変貌した現実を面白く表現したのだ。リモワ側は、「今、私たちは旅行の代わりに、静寂と向き合っている」とし、「家の価値を再発見し、孤独と一緒に耐えながら過去の旅行とこれから私たちが行くことになる所について夢を見、共有する待ちの時間に置かれている」と伝えた。

インスタグラムで「@alon_art」というユーザ名で活動している匿名の現代美術作家は、金箔で作ったトイレットペーパーに「2020年版のトイレットペーパー」というタイトルを付けた。一部の国で行われている生活必需品の買いだめ現象を、金になってしまったトイレットペーパーを使って風刺したのである。英国のモーションアートブランド・MREも、ミケランジェロの「天地創造」をパロディにした手指消毒剤の使用法、「stayhome」(ステイホーム・家に滞在する)」と書かれた大型ファブリックの下でもがく人など、新型コロナウイルスが生んだ世相を皮肉ったユーモラスな作品を披露した。

ヴェルサーチは、家にいる時間をひたすら退屈に過ごさないように、ジプコクに活力を吹き込む写真アーカイブを順次公開している。棚になった男や人が座った椅子を片手で持ち上げるドレッシーな装いの女性など、1990年代の「ヴェルサーチホーム」の広告写真の作品を再度呼んできた。ヴェルサーチ側は、「家は常に私たちにインスピレーションと慰めの源だった」とし、「家と関連した興味深い写真作業を通じて、孤立感を感じる人々に応援のメッセージを伝えたい」と明らかにした。


パク・ソンヒ記者 teller@donga.com