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中国で韓国人が隔離されても…無策外交

Posted February. 26, 2020 08:14,   

Updated February. 26, 2020 08:14

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国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者が増加する中、米国と中国が韓国に対する対応を強化した。米疾病対策センター(CDC)が24日(現地時間)、韓国に対する渡航注意レベルを中国と同じ最高レベルに引き上げたほか、中国の地方都市が25日に初めて韓国発の航空便乗客を全員隔離した。新型コロナ事態が長期化し、防疫、経済問題とともに文在寅(ムン・ジェイン)政府の「コロナ外交力」が本格的に俎上に載せられている。

米CDCは24日、「(新型コロナの)広範囲な市中感染」を理由に韓国に対する渡航注意レベルを最も高い「Warning」に引き上げた。CDCは、「不要不急の韓国旅行を控えることを勧告する」と明らかにした。

中国山東省威海市の空港当局は25日、韓国人19人を含め、仁川(インチョン)空港発の済州(チェジュ)航空便に搭乗した乗客167人全員を14日間ホテルに隔離することを明らかにした。これに対して外交部の金仁チョル(キム・インチョル)報道官は25日、定例会見で、「中国政府が省ごとに防疫の次元で強力な統制をしている」とし、遺憾の表明も抗議もしなかった。日本外務省も同日、大邱(テグ)と慶尚北道清道(キョンサンプクト・チョンド)に感染症危険情報の「レベル2」を発令し、渡航を控えるよう勧告した。日本が韓国に新型コロナ関連の危険情報を発令したのは初めて。各国の入国禁止および制限措置が続いていることを受け、外交部は25日午後、駐韓外交団を対象に政府の新型コロナ対応説明会を初めて開いた。ある外交筋は、「文在寅政府が北朝鮮核外交にオールインしてきたため、いざ必要な時に国家の外交力が発揮できずにいる」と指摘した。


申나리 journari@donga.com · 尹完準 zeitung@donga.com