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大統領選激戦州のフロリダに映画のように登場したトランプ氏

大統領選激戦州のフロリダに映画のように登場したトランプ氏

Posted February. 18, 2020 08:03,   

Updated February. 18, 2020 08:03

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トランプ米大統領が16日、フロリダ州デイトナで開かれる自動車レース「デイトナ500」に姿を現した。現職大統領が参加したのは過去2人目で、大統領選の最大の激戦州であるフロリダで存在感をアピールする狙いがあるとみられる。

トランプ氏は同日、専用リムジン「ビースト」に乗って映画のように登場した。トラックを回ってリムジンから降りたトランプ氏は、「偉大な米国のレースが始まる」とし、デイトナ500の開幕を知らせた。15万の群衆は「USA」と叫んで応えた。

CNNによると、大会関係者らは、「トランプ氏の再選集会でレースが開かれるようだった」と表現した。全米自動車競争協会(NASCAR)が主催するこのレースは、「カーレースのスーパーボール」と呼ばれるほど人気が高く、保守指向の観客が集まるという。競技場にはトランプ氏のスローガンである「米国を再び偉大に」と書かれた旗も多数見られたと、米紙USAトゥデイは伝えた。

一方、民主党は、大統領選に向けた候補者選びの序盤に明確にリードする候補がいない中、ブルームバーグ前ニューヨーク市長の過去の女性・人種差別発言に対する攻勢を強めている。ブルームバーグ氏が、クリントン元国務長官を副大統領候補に迎え入れるといううわさが広がり、牽制に集中している。

インディアナ州サウスベンドのブティジェッジ市長は16日、FOXニュースとのインタビューで、「大統領候補が人種的・性的差別発言をしても容認された時があったが、もはや変えなければならない」と強調した。サンダース上院議員もラスベガスでの遊説で、「説明なく政治広告に金を注ぎ込んでいる」と批判した。クロブシャー上院議員(ミネソタ州)もCNNとのインタビューで、「膨大な広告と放送電波の後ろに隠れてはならない。次の討論に出演せよ」と迫った。


崔智善 aurinko@donga.com