Go to contents

キム・ハクボム号、準々決勝相手はヨルダン U-23選手権

キム・ハクボム号、準々決勝相手はヨルダン U-23選手権

Posted January. 18, 2020 08:45,   

Updated January. 18, 2020 08:45

한국어

「アル・ジェブディエを封じ込めて制空権を活かせ」

9大会連続の五輪出場に挑むキム・ハクボム監督率いるU-23韓国代表が19日午後7時15分、タイ・ランシットのタンマサットスタジアムでヨルダンを相手にアジアサッカー連盟(AFC)U-23選手権(五輪最終予選)準々決勝を行う。

グループリーグ最終戦でアラブ首長国連邦(UAE)と1-1で引き分け、D組2位として8強に進出したヨルダンは、MFオマール・ハニ・アル・ジェブディエ(21)の素早い突破とパスを中心に攻撃に組み立てていく。キプロスのアポエルFCでプレーしているアル・ジェブィデは、今大会にヨルダンが奪った3ゴールのうち2ゴールに関わった。北朝鮮との初戦で2-1で勝利した時決勝ゴールを決め、UAE戦では0-1でリードされた後半35分に根千金の同点ゴールをアシストした。

左サイドを突破して相手守備を引き付けては、後方からカウンタに加担したDFイハブ・アリ・アルにボールを渡した。アル・ジェブディアがスペースを作り出し、その空いたスペースに切り込むチームメイトにスルーパスを出してカウンタに出るパターンはヨルダンの主要戦術だ。

韓国としては、まずアル・ジェブディアを封じ込む必要がある。この他に北朝鮮戦でPKで先制点を決めたアタッカーのモハメド・バニ・アティエ、優れた個人技を持つMFヤザン・アル・ナイマトらが警戒選手に挙げられる。アティエは韓国戦を控えてAFCとのインタビューで「神の助けで8強に進出できて嬉しい。しかし、僕たちはさらに高い目標を持っている」と言い、韓国戦への闘志を燃やした。

全般的にヨルダンは個人技をもとに、瞬間的な突破で強みを見せているが、全体的な戦力面では韓国より劣ると評価される。とくに主力DF陣のイハブ・アリ・アル(178センチ)、アフメド・ハイカル(176センチ)、ハディ・オマル・アフメド(177センチ)、サエド・アフメド・アル・ロザン(179センチ)らの身長は高くない。オ・セフン(尚州=193センチ)、チョ・ギュソン(安養=188センチ)らの長身ストライカーを保有する韓国は制空権の優位を生かすべきだ。

試合当日、35度に上る猛暑が予想され、体力も影響要因になりそうだ。キム監督は、幅広いAローテーションを通じて、選手たちの体力を相対的に温存している状態だ。これに、オ・セフン、チョン・ウヨン(フライブルク)ら、序盤に不調だった選手たちも調子を上げている。オ・セフンとともに2ゴールを記録しているイ・ドンジュン(釜山)など多様な攻撃オプションを持っているのも韓国の強みだ。

一方、朴恒緒(パク・ハンソ)監督率いるベトナムは、D組第3戦で北朝鮮に1-2の逆転負けを喫した。2分け1敗(勝ち点2)で組4位となり脱落したベトナムは、初の五輪出場への夢を4年後に預けた。


李元洪 bluesky@donga.com