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「安倍首相は謝罪せよ」 日本の良心の叫び

「安倍首相は謝罪せよ」 日本の良心の叫び

Posted January. 18, 2020 08:58,   

Updated January. 18, 2020 08:58

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「ヤン・クムドクが来た。安倍晋三首相はひざまずいて謝罪せよ」

17日午前8時半、東京の外務省前。日本政府を糾弾する元慰安婦のヤン・クムドクさん(91)の声が鳴り響いた。「一言の謝罪もなく75年が流れた」という垂れ幕を持った約50人が、元徴用工に対する賠償判決の履行を韓国語と日本語で求めた。

毎週金曜日、外務省と戦犯企業の三菱重工業本社(東京千代田区)で開かれるこの集会の名前は「金曜行動」だ。韓国の元徴用工のために日本の市民団体の会員や弁護士らが2007年から開いた同集会がこの日、500回を迎えた。「水曜デモ」に影響を受けて始まった集会は、これまで勤労挺身隊と元徴用工に対する日本政府の謝罪と賠償に声を上げてきた。

500回目の集会は、日本全国各地の市民団体の会員だけでなく、ヤンさんをはじめとする「三菱勤労挺身隊光州(クァンジュ)訴訟弁護団」など韓国の市民団体会員約20人も参加した。「韓日連隊」の形で行われたのだ。

安倍氏と茂木敏充外相宛てに面談要請書を送った彼らは、三菱重工業を訪れて対話を求める書簡を伝えた。元徴用工のように元慰安婦被害者が戦犯企業の三菱重工業関係者に会ったのは約10年ぶり。三菱重工業側はこれまで法廷訴訟中だとして被害者側との面談を避けてきた。ヤンさんは、三菱重工業側との非公開の面談で、「75年が経っても謝罪がない」とし、「今年中に解決されなければ、私の無念の思いを世界に伝える」と話したという。

500回になるまで集会を引っ張ってきた日本の良心勢力の多くは70歳以上の高齢者で、概ね健康が思わしくない。歩くことができず車椅子に乗った参加者もいる。右翼勢力の脅迫など多くの困難の中、集会を率いた「名古屋三菱朝鮮女子勤労挺身隊訴訟支援団体」の高橋信共同代表は、「韓国の市民団体が、韓国大法院(最高裁)の元徴用工判決を引き出した」と強調した。同団体の寺尾光身共同代表は、「一日も早く問題が解決され、金曜行動をしない日が来ることを願う」と話した。


東京=キム・ボムソク特派員 bsism@donga.com