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米中貿易戦争は2000億ドルものの休戦

米中貿易戦争は2000億ドルものの休戦

Posted January. 17, 2020 08:41,   

Updated January. 17, 2020 08:41

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ドナルド・トランプ米国統領が15日(現地時間)、米ワシントンのホワイトハウスで劉鶴中国副首相と第1段階の貿易合意に署名した。2018年3月にトランプ大統領が、中国産輸入品500億ドル分に関税を課す行政命令に署名後、貿易戦争に突入した両国が、約22か月ぶりに休戦に合意した。

同日公開された94ページの合意文によると、中国は今後2年間、農産物、工業製品、サービス、エネルギーなどの分野で計2000億ドル(約232兆ウォン)分の米商品やサービスを購入する。米国も約1200億ドル分の中国産商品への関税を15%から7.5%に引き下げ、1560億ドル規模の中国産消費財への追加関税を見合わせる。ただ、米国は2500億ドル規模の中国産輸入品に対する既存の25%の関税は、第2段階貿易合意が妥結されるまで維持することにした。

トランプ大統領は同日の署名式で、「中国とは一度もやったことのない大きい足跡だ」と評価した。習近平中国国家主席は、劉副首相が代読した手紙で、「両国の合意は世界のためによい」と答えた。

今回の合意で、世界経済の不確実性はやや解消されたものの、国営企業への中国の補助金支給、中国最大手の通信機器メーカー・ファーウェイへの米国制裁などの主要争点が残っており、未完の合意だという指摘も出ている。第2段階貿易合意の妥結までに双方の対立と攻防は続くと見られる。


朴湧 parky@donga.com · 尹完準 zeitung@donga.com