Go to contents

米・メキシコ・カナダ、NAFTAに代わる新たな貿易協定妥結

米・メキシコ・カナダ、NAFTAに代わる新たな貿易協定妥結

Posted December. 12, 2019 09:09,   

Updated December. 12, 2019 09:09

한국어

1992年に締結された北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の修正に関する合意が10日、メキシコのメキシコシティで3国の代表によって署名された。USMCAに批判的だった米民主党の意見が相当部分反映された今回の修正は、米議会を無難に通過するとみられる。

2016年の大統領選挙でNAFTA再協議を公約に掲げたトランプ米大統領は脱退をちらつかせてメキシコとカナダを追い詰め、USMCA協定の妥結を引き出した。民主党の支持まで得て、20年の大統領予備選で掲げる成果物を手に入れた。米紙ニューヨーク・タイムズは、「トランプ氏にとって最も大きな立法勝利」と評価した。

 

米民主党と労働団体は、メキシコの劣悪な労働環境を指摘し、USMCAの修正で労働条件と義務履行強制条項を強化しなければならないと主張し、貫徹させた。バイオ新薬の複製を10年間制限する規定も削除した。

民主党のペロシ下院議長は、トランプ氏に対する弾劾案を公開した1時間後に開かれた記者会見で、今回の修正案について、「米国の労働者のための勝利を宣言する。政権が初めて提案したものよりも良い」と下院通過を予告した。

共和党の一部からは、民主党の要求を受け入れすぎたという不満も出ている。共和党のマコーネル上院院内総務は同法案が下院を通過しても上院では来年処理すると話したと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは伝えた。


朴湧 parky@donga.com