Go to contents

韓日首脳が24日に中国で会談、輸出管理の厳格化とGSOMIAで「談判」

韓日首脳が24日に中国で会談、輸出管理の厳格化とGSOMIAで「談判」

Posted December. 11, 2019 08:28,   

Updated December. 11, 2019 08:32

한국어

米朝対立が激しくなり、韓半島の危機が再び高まる中、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が23日、2日間の日程で中国を訪れる。文大統領は訪中期間、習近平国家主席、安倍晋三首相と首脳会談を行う予定だ。韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の条件付き継続後、初の韓日首脳会談で、輸出管理厳格化の撤回のほかGSOMIAの最終継続が決定されるかどうかが明らかになるとみえる。

大統領府の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官は10日、「文大統領は今回、韓日中首脳会議で李克強首相、安倍首相と3国間の実質協力について重点的に協議する」と明らかにした。韓日中3国首脳会議は2010年から会議開催国の順によって韓国、日本、中国と表現するのが公式だと、大統領府は説明した。

さらに高氏は、「文大統領は今回の首脳会議で、最近の韓半島情勢を診断し、韓半島の完全な非核化と恒久平和の定着に向けた3国の協力について協議する予定だ」と述べた。

文大統領は、韓日中首脳会議に先立ち北京を訪れ、習氏と首脳会談を行うが、具体的な日程は調整中だ。また、韓日中首脳会議が開かれる24日には、安倍氏と15ヵ月ぶりに韓日首脳会談も行う。

韓日首脳会談では、日本の輸出管理厳格化の解決策などの問題が核心議題になる見通しだ。今回の韓日首脳会談は、先月22日のGSOMIAの条件付き継続合意によって実現した。しかし、通産長官間の韓日協議で両国はまだ接点を見出せず、22日に北京で韓日通産長官会談が行われるため、韓日首脳会談で輸出管理厳格化の撤回とGSOMIA最終継続決定の行方がはっきりするという期待も出ている。ただ、元徴用工問題の解決策を導き出すことは難しいとみられている。大統領府関係者は、「期限が迫っているため、元徴用工問題で妥結しなければ、輸出管理の厳格化とGSOMIAの問題だけ議論する可能性がある」と指摘した。

韓中首脳会談と韓日中首脳会議では、北朝鮮問題が主に議論される見通しだ。特に、習氏を通じて北朝鮮にトランプ米大統領のメッセージを説明し、北朝鮮が交渉のデッドラインに提示した年末の期限を延長するよう説得するという観測が流れている。しかし、北朝鮮が「クリスマスプレゼント」と言って米国に警告を発したことから、大統領府内でも韓日中首脳会議を前後して北朝鮮が挑発に出る可能性があると懸念している。大統領府関係者は、「米朝の状況に対して何一つ予断できず、一寸先も見通すことができない」と強調した。


ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com