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寒波が和らぐと粒子状物質、「三寒四微」が始まった

寒波が和らぐと粒子状物質、「三寒四微」が始まった

Posted December. 09, 2019 07:38,   

Updated December. 09, 2019 07:38

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寒波が過ぎ去った代わりに、8日から粒子状物質が再び訪れた。首都圏と忠清北道(チュンチョンブクド)などの粒子状物質濃度は、11日まで「悪い」レベルを維持すると予想された。

8日、国立環境科学院によると、同日、ソウル京畿(キョンギ)忠清北道などの中西部地域の微細粒子状物質(PM2.5)の濃度は「悪い」を記録した。同日午後3時、ソウルの一日平均の微細粒子状物質の濃度は1立方メートル当たり45μg(マイクログラム・1μgは100万分の1g)を示した。微細粒子状物質の「悪い」の基準は、一日平均36~75μgだ。同日午前一時、京畿東豆川(トンドゥチョン)と忠清北道丹陽(タンヤン)などは、それぞれ98μgと91μgまで急上昇して、「非常に悪い」の基準(75μg超過)を超えた。国立環境科学院は、「大気渋滞で国内の汚染物質が排出されず、粒子状物質の濃度が高くなった」と説明した。

冷たいシベリア高気圧が移動性高気圧に変わって影響を与えると、寒さが和らぐ代わりに大気が停滞して、汚染物質を排出できなくなる。気温が下がれば大気の質が良くなり、気温が上がれば空気が悪くなるいわば「三寒四微」の現象が起こる理由だ。

国立環境科学院は11日まで、首都圏を中心に粒子状物質が多いと予想した。10日と11日の首都圏と忠清などの微細粒子状物質の濃度を「高い」に予報した。週間予報の「高い」の基準は、一日平均36μg以上で、日間予報の「悪い」と「非常に悪い」に当たる。特に10日から国外で生成された粒子状物質の影響で、高濃度粒子状物質の現象はさらに深刻になるとみられる。パン・ギソン・ケイウェザー予報センター長は、「10日ごろ、中国スモッグの影響で『非常に悪い』レベルまで濃度が上がりかねない」と語った。

粒子状物質の濃度が高いときは、屋外活動を自粛するのが良い。やむを得ず出ていかなければならない時は、マスクをつけなければならない。国の気候環境会議は、高齢者や妊婦、基底疾患のある人は、微細粒子状物質の濃度が1立方メートルあたり36μg以上の時からマスクを使うことを推奨している。一般人は濃度が51μg以上の時から着用を推奨する。マスクは、食品医薬品安全処から認証を受けた保健用マスクをつける方が良い。洗濯して再利用すれば、効果が落ちる。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com