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米下院の軍事-外交委員長、「過度な駐留経費負担要求を懸念」

米下院の軍事-外交委員長、「過度な駐留経費負担要求を懸念」

Posted December. 05, 2019 09:20,   

Updated December. 05, 2019 09:38

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米下院のアダム・スミス軍事委員長とエリオット・エンゲル外交委員長は在韓米軍駐留経費の負担交渉と関連して、トランプ政権の過度な増額要求に懸念を示し、公正な負担を求める簡を送った。彼らは特に、「在韓米軍の役割は韓国の保護に限定されるものではない」とし、「実際、米軍の主要な駐留目的は米国の国家安全保障を増進すること」と強調した。

民主党所属のスミス氏とエンゲル氏は3日(現地時間)、ポンペオ国務長官とエスパー国防長官に送った書簡で、「北朝鮮の挑発や中国の影響力拡大など域内の安全保障の脅威に対応するために米国、韓国、日本が協力しなければならない時に米国が韓国に途方もない負担増額を求めることは、米国と同盟国の間に不必要な亀裂を招く」とし、このように指摘した。

また、「米国が5倍増額を要求しているという最近の交渉関連報道は憂慮される」とし、「公正で相互に利益になる協定を支持する立場に変わりはないが、交渉が同盟関係や米軍駐留の持続性を脅かす方式で進行されてはならない」と強調した。

彼らはトランプ政権に、△年間の在韓米軍維持費用の総額および韓国に要求する金額、△韓国のどのような貢献を費用に計算しているのか、△年間50億ドルの増額要求の根拠は何か、などについて2週間以内に答えるよう求めた。さらに、今回の交渉で合意に至らない場合、△在韓米軍の作戦と準備態勢、△域内の米国の安全保障に及ぼす影響、△このような状況に備えて考慮または計画中の緩和措置などに対する回答も注文した。

トランプ氏はこれに先立ち、同日、韓米の駐留経費負担に関する特別協定(SMA)第4回協議が行われる直前、在韓米軍削減の可能性に触れ、負担増額を強く迫った。ワシントンの国務省庁舎で、米側と協議を行った鄭恩甫(チョン・ウンボ)SMA交渉大使は、「トランプ氏の在韓米軍関連の発言が交渉の過程で出たのか」という記者団の質問に、「言及はない」と述べた。そして、「(トランプ氏の発言を)状況変化と認識する必要はないと考える」とし、圧力発言は気にせず、準備してきた通り、協議を続ける意向を明らかにした。

双方は4日、場所を移して2日目の交渉を行った。米側は2週間前、交渉を中断して席を立ったときとは違って、真剣なムードの中で協議に臨んだという。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com