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米国務副長官指名のビーガン氏、「韓国、重要な同盟だがただ乗りは困る」

米国務副長官指名のビーガン氏、「韓国、重要な同盟だがただ乗りは困る」

Posted November. 22, 2019 08:40,   

Updated November. 22, 2019 08:40

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米国務副長官に指名されたビーガン氏は20日(現地時間)、在韓米軍駐留経費負担交渉と関連して、「韓国は米国の最も重要な同盟パートナーの一つ」としながらも、「それがただ乗りをしてもかまわないという意味ではない」と述べた。

国務省の北朝鮮担当特別代表を務めるビーガン氏は同日、上院外交委員会で開かれた人事公聴会でこのように明らかにした。韓国に対して理解があるとされたビーガン氏までトランプ政権の駐留経費負担増額の圧力に加勢したという見方が出ている。ただし、ビーガン氏は在韓米軍を継続して駐留させるべきと考えるかと問われ「そうだ」と答えた。

ビーガンはまた、北朝鮮の自分の交渉相手に崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官を指定し、非核化協議のテーブルに出てくるよう呼びかけた。ビーガン氏は、「副長官への昇進は北朝鮮に対する集中度を落とさないことであり、むしろ北朝鮮に対する優先順位を高める」と明らかにした。ビーガン氏が崔氏を指定したのは、北朝鮮側も交渉代表の地位を格上げして非核化協議に臨むことを求める趣旨とみえる。

これまでのビーガン氏の北朝鮮側交渉相手は、金革哲(キム・ヒョクチョル)国務委員会対米特別代表に続き、現在は金明吉(キム・ミョンギル)巡回大使で、崔氏よりクラスが低かった。米側の協議チームは2月のハノイ米朝首脳会談の前に行われた実務協議だけでなく、先月のスウェーデン・ストックホルムでの実務協議でも、北朝鮮側代表が何の実権を持たず上部のメッセージだけ一方的に伝えたことに失望したという。

ビーガン氏はまた、米側に「新しい解決策」を要求した北朝鮮が過去の挑発パターンに戻る可能性があるとし、「これは途方もない失敗になるだろう」と警告した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com