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駐フランス韓国文化院を拡張移転

Posted November. 22, 2019 08:41,   

Updated November. 22, 2019 08:41

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「韓国文化は伝統的でありながら、現在的な感じが強いです。頻繁に接したかったのに、良い場所ができたような気がします」

20日(現地時間)午後8時。フランス・パリ中心部のシャンゼリゼ通りに位置した「パリ・コリアセンター」(Centre Culturel Cor'een)で会ったパリ市民の言葉だ。既存の駐フランス韓国文化院を移転して拡張したここは、地下1階、地上7階規模(計3756平方メートル)に作られた。

パリの駐フランス韓国文化院は、1980年エッフェル塔の向かいのトロカデロ広場に設立された後、39年間、フランスはもとより、欧州地域に韓国文化を知らせる中核的役割を果たしてきた。しかし、地上1階と半地下に構成された窮屈なスペース(計753平方メートル)のせいで、2000年代に入って韓流によって大きくなった文化需要に対処するのに限界に達したという指摘が多かった。

政府が839億ウォンをかけて新たに建設した駐フランス韓国文化院は、韓国コンテンツ振興院と韓国観光公社パリ支社も一緒に入居して、名前を「パリ・コリアセンター」に変えた。この建物を改造した建築家アン・テジュン氏は、「韓国文化がすべてのものを吸収すればいいという願いを込めて、外観を白色で飾った」とし、「パリにもう一つの光化門(クァンファムン)を作るというコンセプトで作業した」と語った。既存の文化院より5倍も大きくなった空間には、118席の公演会場をはじめ、大規模な展示室(500平方メートル)、韓国文化・韓国料理体験館、講義室などの施設が完備されている。

開院式には、フランスのフルール・ペルラン元文化部長官、ビベト・ロペス上院議員、ヨアキム・ソン・フォルジェ下院議員をはじめ、朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官、崔鍾文(チェ・ジョンムン)駐フランス韓国大使、映画俳優ペ・ドゥナさんなど、両国の関係者500人余りが参加した。

パリ市民も訪れ、オープン行事として用意されたピアニスト、ソヌ・イェグォンさんのミニクラシック公演、韓国民俗品展示、韓国料理体験などを楽しんだ。ペルラン元長官は、「ここ数年、韓国映画とK-POPはもとより、ファッション、韓国料理、化粧品など、韓国文化に対するフランス人の関心が非常に大きくなった」とし、「フランス人が韓国文化をよりよく理解するきっかけになるだろう」と語った。


金潤鍾 zozo@donga.com