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羅州チョンチョン古墳金銅靴の持主は6世紀前後の40代の女性

羅州チョンチョン古墳金銅靴の持主は6世紀前後の40代の女性

Posted October. 11, 2019 09:28,   

Updated October. 11, 2019 09:28

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2014年に全羅南道羅州市多侍面伏岩里(チョンラナムド・ナジュシ・タシミョン・ボクアムリ)チョンチョン古墳の石室から出土した百済金銅靴(写真)の持主は、5世紀後半、あるいは6世紀初頭に死亡した40代の女性という研究結果が出た。オ・ドンソン国立羅州文化財研究所学芸研究士は、「古代東アジアの金銅靴と金銅冠」の国際学術大会(11日)に先立って10日発表した発表文で、チョンチョン古墳1号石室の埋葬礼儀と金銅靴の特徴を整理しながら、このように主張した。

百済の金銅靴は、長さ32センチ、高さ9センチ、幅9.5センチの大きさで、左の靴の足の甲に目を見開いたまま口を大きく開けた龍が昇天する形の飾りがついている。龍は当時、支配階層の紋章だった。

オ学芸士は、金銅靴が出てきた木棺の北側の木棺で見つけた頭蓋骨が、金銅靴の持主の人骨である可能性があるという法医学的所見を紹介した。氏は、「人骨は40代女性の骨で、身長は146センチと推定された」と説明した。この女性の顔は、コンピュータグラフィックスによって復元された。

オ学芸士は、「百済金銅靴をはじめ、当代最高級のシルク、コウヤマキの木棺材を使った人物が女性だった」とし、「6世紀を前後した時期の(チョンチョン古墳がある)栄山江(ヨンサンガン)流域社会は、女性の地位が地域の首長級に該当するほど高かった」と付け加えた。


金正恩 kimje@donga.com