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米、「文政権のGSOMIA破棄に強い懸念と失望」

米、「文政権のGSOMIA破棄に強い懸念と失望」

Posted August. 24, 2019 08:19,   

Updated August. 24, 2019 08:19

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことを受け、トランプ米政権が、「文在寅政権が日本とのGSOMIAの延長しない方針を示したことに強い懸念と失望を表明する」と明らかにした。米国は、大統領府が22日、協定の破棄を発表して「米国も決定を理解している」と明らかにしたことに対しても、「事実でない」と不快感を示した。トランプ政権が、韓国ではなく「文在寅政権」という異例の表現を使って大統領府の説明に反論し、今回の決定に強い不満を表明しており、GSOMIA破棄による韓米同盟への影響も免れない。

 

ポンペオ米国務長官は22日(現地時間)、「韓国政府の決定に失望している」と述べた。カナダを訪問中のポンペオ氏は、今朝、韓国の康京和(カン・ギョンワ)外交部長官と話したことを明らかにしたうえで、「日本と韓国には関係正常化に踏み出してもらいたい」と述べた。

米国務省も声明を出し、「今回の決定は、私たちが直面する北東アジアの安保の課題について文政権の深刻な思い違いを反映している」と強調した。国防総省は、二度の声明で、「文政権に強い懸念と失望を表明する。米国は、韓米相互防衛と安全保障の関係が完全に保持されなければならないと強く信じている」と強調した。

エスパー米国防長官は同日午前、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官との電話会談でも、韓米日安全保障協力に対する懸念を表明したという。政府が協定破棄後、韓米間の国家安全保障会議(NSC)、外相および国防相チャンネルを総動員して説明したにもかかわらず、トランプ政権は強い不満を表明している。

特に、大統領府が協定破棄の発表で、「米国も理解した」と説明したことに対して、トランプ政権関係者は、「米国はこの問題で理解を表明したことはない。韓国の説明は『通知』に近い」と激昂した反応を見せた。

 

米国の反応を受け、金鉉宗(キム・ヒョンジョン)大統領府国家安保室2次長は23日、記者会見で、「米国と緊密に協議し、私たちの立場を説明した。米国の希望通りにならず失望したのは当然だ」と述べた。また、「韓米同盟を一段階引き上げることができる契機」とし、「日本に依存せず、独自の情報収集・判読・分析能力と国防力を強化していく」と強調した。


ムン・ビョンギ記者 ワシントン=イ・ジョンウン特派員 weappon@donga.com · lightee@donga.com