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北朝鮮、文大統領の「平和経済」を一蹴

Posted August. 17, 2019 10:36,   

Updated August. 17, 2019 10:36

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北朝鮮が16日、対南機構である祖国平和統一委員会(祖平統)を通じて、「われわれは南朝鮮当局者らとこれ以上話すこともなく、再び対座するつもりもない」と明らかにした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が15日、「光復節」の演説で、「平和経済」のビジョンを提示し、北朝鮮に手を差しのべて一日もたたずに、事実上これを一蹴したのだ。

北朝鮮は祖平統報道官の談話で、「南朝鮮当局が今回の(韓米)合同軍事演習が終わった後、自然に対話の局面が訪れると妄想し、今後の朝米対話で漁夫の利を得ようと首を長くして見ているが、そのような未練はあらかじめ持たない方がいいだろう」と指摘したと、朝鮮中央通信が伝えた。

祖平統は特に、文大統領に対して、「まれに見るほどずうずうしい」、「下の者が書いたものをそのまま読む非常に笑わせる人」とし、人格冒涜に近い暴言を浴びせた。文大統領が光化門(クァンファムン)演説で強調した平和経済については、「ゆでた牛の頭も天を仰いで大笑いするようなもの」と一蹴した。そして、「北の狩猟の銃声だけ聞いても震え上がる分際で毅然にふるまおうとし、北朝鮮が核でなく経済と繁栄を選択できるようにすると力説する姿を見ると、恐怖に青ざめることは歴然としている」とも述べた。

北朝鮮のこのような露骨な非難攻勢は、韓米合同軍事演習に対する不満の表出であると共に、今後の米朝非核化実務協議で韓国を排除し、韓半島の主導権を握るという考えを明確にしたとみえる。大統領府関係者は祖平統の談話について、「成熟した南北関係の発展に役に立たない」とし、「不満な点があっても対話を困難にすることは決して望ましくない」と述べた。


パク・ヒョモク記者 チェ・ゴヤ記者 tree624@donga.com · best@donga.com