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暑さと怒りとの相関関係

Posted July. 20, 2019 09:19,   

Updated July. 20, 2019 09:19

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汗をだらだら流しながら昼食を食べ、暑いと愚痴をこぼしながら病院にいそいそ帰ってきたら、予約していた「新患(新しい患者)」が「ノーショー(No Show)」。電話しても出ません。まあそんなこともあるだろうなと思っていたところ、放送局から電話がきます。台風のために土曜日の地方での野外公演がキャンセルされたそうです。突然頭に来ます。患者が最も多い土曜日を休診して、鉄道乗車券とペンションも予約したのに、兄がごちそうすると大声でいったておいて、かえって週末にお金を稼ぐ弟たちを遊ばせましたから。怒りは、自己保護のための感情です。動物は、身体的加害や脅威を受けた時に怒ります。人間は、自分の価値を無視されたり、被害を受けた時に怒りますね。倫理や信念を否定される時も怒るが、それほど珍しくありません。それよりは無視と被害による怒りを正当化したいとき、倫理と信念を云々することになるますね。

怒りは、脳の中央にある「扁桃」という親指の爪ほどの器官が担当します。扁桃の怒りへの反応は、2秒ほど続きます。怒った時、10を数えた後に反応するのが良いという科学的根拠です。扁桃は怒りと恐怖と不安を処理します。本質が同じ感情ですから。戦って見るに値するなら怒りを、とても勝てない時は恐怖を、よくわからない時は不安を感じるのです。

扁桃が働けば、交感神経が亢進され体が興奮します。悪いことをして教頭にばれると、呼吸が早くなり、胸がむかつき、体が熱くなって汗が出て、口が乾くようにですね。気温が高くなると、体は怒りの時と同様の状態になって、大したことでもないのに簡単に怒ってしまします。人間は「似たようなもの」を「同じだ」と速断する単純な動物ですからね。私は暑さのために怒りを我慢できなかった言い訳するのです。放送局の人間たちがまさか台風を連れてきたのでしょうか。ソウルのような大都市は、東南アジアより暑いのです。アスファルトが熱気を噴き出すので、熱帯夜現象も起きます。大都市の人々はこれでもう一度熱い夏に耐えなければなりません。互いに譲歩し、配慮し、怒りを予防し、コントロールできれば、少しは暑さの収まった夏になるでしょうから。

怒り調節の基本は、三回考えた後、言うことです。相手が気持ちの悪い言動をすれば、まず、私が勘違いしたのかを確認し、もう一度同じことをすれば、相手のミスや癖ではないかと確認します。3度目も同じことをすれば、私を怒らせるために、意図的にそうしたのかと、落ち着いて言葉で確認します。すると、ほとんどの怒りはコントロールできるでしょう。そのためには、胸の中で10を何度も数えなければならないだろうし、状況から脱して熱を冷ましなければならず、漸進的な弛緩療法に慣れなければなりません。適切な対応に関して、いろいろ考える必要があります。緊張を緩和するためのユーモアも必要ですね。ラビングスプーンフル。 「スプーンいっぱいの喜び」、コーヒーに砂糖大さじいっぱいを入れた時の満足感を表現したものなんですね。気持ちを落ち着かせて、甘い夏を送ってください。今日紹介する「都市の夏」は、ポップソングで都市の実際の騒音を初めて使った歌なんですよ。歌謡では、おそらく私が作った「市役所前の地下鉄駅で」が初めてではなかったのでしょうか。