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ソウルに「自転車高速道路」を作る

Posted July. 16, 2019 09:54,   

Updated July. 16, 2019 09:54

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朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は、訪問しているコロンビアのボゴタで「人間中心の自転車革命」を宣言し、ソウル市の道路交通政策において歩行者や自転車を最優先するという構想を明らかにした。主な漢江(ハンガン)の橋を周辺観光資源と接続した自転車道路網を構築し、自転車特化地区も5カ所作る。

朴市長は14日(現地時間)、世界最大の「車のない通り」であるボゴタの「シクロビア(Ciclovia)」の現場でこのように明らかにした。シクロビアはスペイン語で「自転車道」という意味で、1982年から毎週日曜日に7時間ずつ16幹線道路の120キロの区間を歩行者、自転車、インラインスケート利用者に開放する通りだ。

朴市長はここで、「自動車を中心に設計されたソウルの交通体系を、歩行者や自転車、公共交通機関を中心に再編する歩行にやさしい都市戦略を稼動したい」と明らかにした。車道を確保後、歩道を作る既存の道路公式を覆す。歩行と自転車を一番先に考慮し、分かち合いカー(カーシェアリング)や電動ホイールなど環境にやさしい未来型交通手段、路上駐車場・街路樹公園などを造成後、残りのスペースに車道を作るということだ。

このため、車両・歩行者と分離された「自転車ハイウェイ(CRT)」を構築する。港の上のスペースや列車の地上駅舎の上部空間を活用したデンマークのコペンハーゲン、英ロンドンのようにソウルならではの自転車幹線網を作る計画だ。地上構造物や道路の上部などを活用する「キャノピー型CRT」「チューブ型CRT」、都心緑地空間として活用可能な「グリーンカーペット型CRT」などを推進する。また、車道の高さだった路傍の自転車道を歩道の高さに造成して、自転車道と車道を分離する「歩道型CRT」も検討することにした。

加陽(カヤン)大橋(ソウル植物園〜ハヌル公園)や元暁(ウォンヒョ)大橋(汝矣島公園〜龍山家族公園)、永東(ヨンドン)大橋(狎鷗亭ロデオ通り〜ソウルの森)などの主な橋と周辺の観光資源を連結して、外出に特化した自転車道路網を構築する。自転車道へのアクセス性を高めるために、橋と構造物の改善も推進する。文井(ムンジョン)、麻谷(マゴク)、航洞(ハンドン)、慰禮(ウィレ)、高徳(コドク)、江一(カンイル)の5つの都市開発地域は「生活圏自転車特化地区」に造成して72キロの長さの自転車道を造成し、共有自転車「タルンイ」の貸与所も集中敵に設置する。

ソウル市は今年下半期に3億ウォンを投入して、これを実現する外部委託研究を実施後、総合計画をまとめる予定だ。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com