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中朝国境で「中国税関の捺印」を集める脱北者たち、その訳とは

中朝国境で「中国税関の捺印」を集める脱北者たち、その訳とは

Posted June. 24, 2019 07:25,   

Updated June. 24, 2019 07:25

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北朝鮮の不法活動の情報提供に報奨金を掲げた米国務省が最近、中国政府の制裁違反の証拠を集めているという。ソウルのある北朝鮮事情に詳しい消息筋は23日、「米国務省関係者が、中朝間の『瀬取り』などを証明する『税関捺印』のある中国の公式文書を持ってくれば、報奨金を最大で500万ドルを受け取ることができると言った」と話した。これに先立ち、米国務省は国際テロ活動の情報提供に報奨金を支給する制度を北朝鮮の不法活動にも適用し、報奨金を掲げた。

米国務省は中国政府の北朝鮮への制裁違反の証拠を探し、国連安全保障理事会に提出する考えのようだ。同消息筋は、「国務省は中国が政府レベルで制裁を破った証拠を国連に提出するために、中国の公式文書を望んでいると聞いた」と話した。このような動きは、北朝鮮への圧力を維持する共に、連日の中国との覇権争いにもてことして活用するという戦略のようだ。これを受け、中朝国境地域に知り合いがいる国内外の脱北者の間では、「税関捺印」探しに躍起になっているという。

2000年代初期に脱北したAさんは、「すでに中朝国境地域では、ほかのものは必要なく、『中華人民共和国の印が押されたもの一つあれがいい』という噂が広まっている」と伝えた


李知訓 easyhoon@donga.com